市議会(しぎかい)ってどんなところ?

市議会(しぎかい)とは?
わたしたちの「福岡市」を住(す)みよいまちにするためには、みんなでどうしたらよいか考えていかなければなりません。でも、みんなが集(あつ)まって話(はな)し合(あ)うのは大変(たいへん)です。そこで、わたしたちはみんなの代表(だいひょう)を選(えら)んで(選挙(せんきょ))、かわりに話し合いをしてもらいます。その代表が「市議会議員(しぎかいぎいん)」で、議員の集まりが「市議会」です。市長(しちょう)もみんなが選んだ代表です。

市議会では市長が計画(けいかく)した仕事(しごと)やお金(かね)の使(つか)い方(予算(よさん))、市の決(き)まり(条例(じょうれい))などについて、それでよいのかどうか、話し合って決めます。市長は、市議会で決まったことをもとに市の仕事を進めます。市議会と市長は、お互(たが)いに意見(いけん)を出(だ)し合い、協力(きょうりょく)して市民(しみん)の幸せのためにいろいろな仕事をしています。

市民と市議会、市長の関係と役割

市議会議員(しぎかいぎいん)ってどんな人

議員(ぎいん)

市議会議員は、4年(ねん)ごとに市民(しみん)の選挙で選ばれます。
市議会議員になれる人は25歳(さい)以上(いじょう)の市民で、市議会議員を選ぶことのできる人は18歳以上の市民です。福岡市では、全員(ぜんいん)で62人が選ばれます。

議長(ぎちょう)と副議長(ふくぎちょう)

市議会の代表者(だいひょうしゃ)は議長です。
議長は、議会を代表して仕事(しごと)をしたり、本会議(ほんかいぎ)を進(すす)めたりします。
副議長は、議長の仕事を助(たす)け、議長がいないときに議長のかわりをします。
議長と副議長は、議員の中(なか)から選挙で選ばれます。

各選挙区の議員定数

どんなふうに話し合うの?

定例会(ていれいかい)と臨時会(りんじかい)

 市議会は年に4回(かい)(2月(がつ)または3月、6月、9月、12月)決まった時期(じき)に開(ひら)く定例会と必要(ひつよう)な時(とき)に開く臨時会があります。
本会議の流れ

本会議(ほんかいぎ)と委員会(いいんかい)

市議会議員全員が集まる会議を「本会議」と言(い)い、ここで、市民のためにどんな仕事をするのかが決まります。本会議で決める前(まえ)に、何人(なんにん)かに分(わ)かれて、くわしく細(こま)かい点(てん)まで話し合うのが「委員会」です。いつも置(お)かれている委員会を「常任委員会(じょうにんいいんかい)」といい5つあります。
5つの常任委員会

傍聴(ぼうちょう)・請願(せいがん)ってなんだろう?
わたしたちは市議会の話し合いを見学(けんがく)したり(傍聴(ぼうちょう))、希望や意見を市議会に出すことができます(請願(せいがん)・陳情(ちんじょう))。

傍聴(ぼうちょう)

本会議や委員会のようすを知(し)りたい人は、誰(だれ)でも見学することができます。これを「傍聴」と言います。本会議の傍聴席(せき)には赤(あか)ちゃんや小(ちい)さい子どもといっしょに傍聴できる席や車(くるま)いす用(よう)の席もあります。また、盲導犬(もうどうけん)・介助犬(かいじょけん)の入室(にゅうしつ)や手話通訳(しゅわつうやく)で傍聴することもできます。

請願(せいがん)

市の仕事は、市民一人一人(ひとりひとり)のくらしにつながっています。市民は、「こうしてほしい」という希望や意見を文書(ぶんしょ)にして、議員を通(とお)して市議会に出すことができます。このことを「請願」といいます。議員を通さず市議会に希望や意見を文書にして出すことは「陳情」といいます。

たとえばみんなの公園(こうえん)ができるまで
公園ができるまでの流れ(例)

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