ふくおか市議会だより168号 令和7年(2025年)8月15日 発行/福岡市議会 編集/議会事務局調査法制課 〒810-8620 福岡市中央区天神一丁目8番1号 電話 711-4749 FAX 733-5869 メールアドレス chosa.CCS@city.fukuoka.lg.jp ホームページアドレス https://gikai.city.fukuoka.lg.jp/ 議会中継アドレス https://smart.discussvision.net/smart/tenant/fukuoka/WebView/rd/council_1.html エックス(旧ツイッター)アドレス https://x.com/fukuokashigikai ふくおか市議会だより168号 1面 1面特集 政治や地方議会への関心を高め、理解を深めてもらうため、 高校生と議員の意見交換会を開催しました!  5月21日に、福翔高校、博多工業高校、福岡女子高校、福岡西陵高校の生徒20名(各校5名)の皆さんと議員11名が、「議会や議員の仕事」、「若者の政治参加」などをテーマに、活発に意見交換しました! 高校生からの意見 ・話し合う話題は全世代に関わることなので、もっと若い議員が増えるとよいと思う。 ・政治に参加する意義など、自分自身が考えないといけないと思った。 など 高校生の感想 ・市議会や議員は思っていたよりも身近な存在だった。もっと話したかった。 ・福岡市がもっと良いまちになるように、選挙権を得たら投票に行きたい。 など 最後は議場で記念撮影を行いました。 ご参加ありがとうございました。 定例会のあらまし 令和7年6月定例会  令和7年第3回福岡市議会(6月定例会)を6月10日から6月18日まで開きました。  この定例会では、市長から提出された議案27件を審議しました。また、「地方消費者行政に対する恒久的な財源確保等を求める意見書案」など議員提出議案2件も可決しました。 可決した主な議案 ●議案第118号 一般会計補正予算(13億3,356万3千円増額)  商店街プレミアム付商品券発行の支援や、24時間人工呼吸器を使用する医療的ケア児・者を介護する家族などの負担軽減のための訪問看護利用時間の試行的拡充などの予算を増額するものです。〈賛成多数〉 ●議案第121号 福岡市市税条例の一部改正  地方税法の一部改正により、個人の市民税について大学生年代の子などの特別控除が創設されたことなどに伴い、所要の改正を行うものです。〈全員賛成〉 ●議案第122号 福岡市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部改正  家庭ごみの減量や資源化を推進するためプラスチックの分別収集を開始することに伴い、処理手数料の額を定めるものです。(令和9年2月1日施行)〈賛成多数〉  上記の議案のうち、議案第118号・122号に対して無所属議員1人から反対討論が、議案第118号・121号に対して日本共産党福岡市議団から賛成討論が行われました。 日程と概要 6月10日 本会議  議案(提案理由説明・質疑・常任委員会付託) 6月11日から13日 本会議  一般質問 6月16日・17日 常任委員会  議案審査等 6月18日 本会議  議案(常任委員会委員長報告・討論・採決)  意見書案の採決  議長辞職の許可、議長選挙  副議長辞職の許可、副議長選挙 ごあいさつ 第76代議長 平畑 雅博(ひらはた まさひろ) 第79代副議長 尾花 康広(おばな やすひろ)  このたび、福岡市議会の議長、副議長に就任いたしました。  地方自治は、市議会議員と市長を共に選挙で選ぶ二元代表制であり、市長が予算や条例案などを提案し、議会が審議、議決して初めて市民サービスが行われることになります。  福岡市議会は、平素からしっかりと議論が交わされており、議員提案による政策条例を成立させるなど、活発な議会であると自負しております。  私共は、今後も公平公正かつ円滑な議会運営と、議会のさらなる活性化に努めてまいる所存でございます。  皆さまのご支援、ご指導をよろしくお願い申し上げます。  議長、副議長在任中は市民の皆さまから温かいご支援をいただきましたことを、心から厚くお礼申し上げます。 前議長 打越 基安(うちこし もとやす) 前副議長 松野 隆(まつの たかし) ふくおか市議会だより168号 2面・3面 一般質問  6月11日から13日の3日間にわたって一般質問を行いました。一般質問とは市政全般について市の考えなどを聞くもので、27人の議員が質問を行いました。主な内容は次の通りです。 総合計画、国際交流、財政、地域コミュニティ、防災など [情報発信] 市の事業や施設の名称等は市民に分かりやすく情報発信を 自由民主党福岡市議団  問 「ユニバーサル都市・福岡」を目指す市としては、カタカナ語などの分かりにくい言葉を安易に使わず、市民に分かりやすく発信するよう努めるべきである。言葉の障壁をなくすため、どのような施策を講じていくのか。 答 事業や施設の名称などは、覚えやすく親しみやすいかなどを総合的に勘案して決定し、新たな概念や価値観は、言葉そのものを含め啓発に努めている。今後とも分かりやすく効果的な言葉の選定や情報発信に取り組んでいく。 [防災] 災害時の自助力をさらに高める施策の検討を 福岡市民クラブ  問 災害はいつ起きてもおかしくないという視点が必要。市政だよりなどの啓発だけでなく、より実践的で、まずは自身の安全を守るために行動ができるよう、市民の防災意識をさらに高める施策を検討されたいが所見を。 答 防災行動計画作成ツールや防災アプリ「ツナガル+(プラス)」の提供などにより、自助の意識を高めるための啓発に取り組んでおり、引き続き、デジタル技術も活用しながら効果的な啓発を行い、防災意識の高揚を図っていく。 [防災] ハード・ソフト両面からの着実な防災対策を 自由民主党福岡市議団 問 日本は地震が多発する国であり、ハード・ソフトの両面から防災対策を着実に進められたい。また、県の被害想定の見直し結果を踏まえ、必要な対応を適切に行われたい。災害に強いまちづくりについて所見を問う。 答 道路や上下水道などのインフラの耐震化を計画的に進めるとともに、被災者に優しい良好な避難所環境の整備に取り組んでいく。また、県の被害想定調査結果などを踏まえ、地域防災計画の全面的な見直しを進めていく。 [DX推進] データを横断的に活用し、政策形成の質向上を 福岡市民クラブ 問 情報システム刷新およびデータ利活用の推進について、市役所内外のデータを横断的に活用することで、市民に寄り添ったサービスや政策形成の質向上が期待できる。スピード感を持った取り組みを期待するが所見を。 答 データに基づく政策立案は大変重要である。引き続き、データ活用に向けた研修やデータ活用人材の育成に取り組むとともに、データに基づく、より客観的で信頼性の高い政策立案を推進していく。 [地域] 互いに認め合い、共存していく多文化共生の社会づくりを 新しい風ふくおか 問 深刻化する人手不足を補うために外国人の受け入れは必要である一方、どのように地域の一員として受け入れるかは大きな課題である。互いが認め合い共存する多文化共生の社会づくりを目指すためにどう取り組むのか。 答 地域住民の生活環境を守り、外国人も地域を構成する一員として生活できるよう、ルール・マナー等を理解してもらうとともに、地域における交流により相互理解を促進する等、多文化共生のまちづくりに取り組んでいく。 [地域] 多文化共生に力を入れる市の思いを問う 自民党新福岡 問 吉塚校区に留学生4百人が通う専門学校が建設されるが、地域は不安を感じている。学校などと連携し、日本のルール・マナーを伝えていく前提のもと、外国人との共生が生まれる。多文化共生に力を入れる市の思いを問う。 答 外国人に生活のルール・マナーなどを理解してもらうとともに、地域における交流により相互理解を促進するなど、日本人も外国人も暮らしやすい多文化共生のまちづくりの実現に向け取り組んでいく。 子ども育成、教育など [教育] 物価高騰下においても学校給食の質の維持向上を 自由民主党福岡市議団 問 昨今の物価高騰により食材料の物価上昇が続いているが、学校給食費無償化後においても、給食の質の維持向上は大変重要である。地産地消を始めとした質の向上にも、引き続きしっかり取り組んでほしいが所見を問う。 答 学校給食の質の維持向上は非常に大切であり、しっかりとしたおいしい給食を食べてほしいと考えている。食育の観点から、見栄えなども教育委員会に検討してもらい、必要な経費もしっかりバックアップしていく。 [教育] 隠れ教育費には補助を行い、保護者負担をなくすべき 日本共産党福岡市議団 問 義務教育は無償とされながら、教材費、修学旅行費、制服代など保護者負担が強いられている。隠れ教育費を放置することは許されず、他自治体に倣い補助を行うべきだが答弁を求める。 答 市では、今年度の2学期から学校給食費の無償化を実施するとともに、経済的な理由により支援が必要な世帯には生活保護や就学援助などを行っている。今後とも、全ての子どもが健やかに成長できるよう、教育委員会と連携し取り組んでいく。 [教育] 選ばれる市立高校であるために魅力化推進と在り方検討を 自民党新福岡 問 高校の授業料無償化を踏まえ、市立高校が選ばれ続けるには、伝統を強みに転換し、時代のニーズに対応した魅力的な学校経営を行うことが重要。今後もより一層の魅力化を推進し、在り方を検討する必要があるが所見を。 答 市立高校においては、歴史や伝統を大切にしながら、引き続き、地域や企業、海外との連携を通じた実践的な学びや、生成AIを活用する新たな学び方を積極的に取り入れ、魅力ある学校づくりを推進していく。 [教育] タブレット端末の利用は学校と家庭が連携して取り組みを 新しい風ふくおか 問 学校で配付するタブレット端末について、多くの家庭から心配や悩みの声が寄せられている。学校や家庭でも、使い方を生徒自身が考えるリテラシー向上へ、地道で継続的な取り組みが最も重要だと考えるが所見を問う。 答 情報化社会を生きる児童生徒が、情報機器の使用方法や情報との向き合い方を自ら適切に判断できるようになることは重要。今後も学校、家庭、教育委員会が連携し、情報モラル教育やリテラシー教育を継続し進めていく。 [教育] 子どもの水の事故を防ぐため学校での着衣泳の体験を 日本維新の会福岡市議団 問 着衣泳はまさに実際に日常生活の中で川に落ちた場合など実践に即しているものであり、非常に重要である。市の子どもたち全員が1回は着衣泳を体験しているという状態を教育委員会主導で目指してほしいが所見を。 答 児童生徒が水の事故から自らの命を守れるようになることは重要である。今後とも、水の事故を未然に防ぐ知識や技能を習得させるとともに、小中学校9年間で1回は着衣泳を体験できるよう各学校に実施を推奨していく。 [教育] 雷災害から子どもたちの命を守る具体的な取り組みを 公明党福岡市議団 問 令和7年4月、奈良市で部活動中の中高生が落雷により救急搬送される痛ましい事故が起きた。雷は予測しにくい自然災害であることを前提とした備えが必要。子どもたちの命を守るための今後の対応方針と決意を問う。 答 雷災害を含め、さまざまな災害から子どもたちの安全を確保することは大変重要と認識している。学校や公園のグラウンドで安全に部活動やスポーツなどができるよう、教育委員会とも連携し、しっかりと取り組んでいく。 [教育] 司書育成など、学校図書館の機能を発揮する運営の充実を 無所属 問 学校図書館は、教育の根幹・要であり、居場所の役割や情緒豊かな健全育成にも重要な役割を果たすものである。図書館機能の大切さについての考えと、機能を発揮する運営をより充実させるための取り組みを問う。 答 学校図書館は、児童生徒の豊かな心や思考力などの育成につながる役割を果たしている。学校図書館の適切な管理やレファレンスサービスなどの好事例を紹介するなど、よりよい運営に向け、研修の充実に努めていく。  [教育] 学校と実社会をつなぐプラットフォームシステム構築を 無所属 問 子ども一人一人が自らの将来や身の回りの実社会とのつながりを実感しながら学ぶことが重要。学校と実社会をつなぐプラットフォームシステムの重要性や予算措置の必要性について問う。 答 児童生徒が社会とつながるプラットフォームを活用し、自発的にさまざまな人と関わりながら自分で学びを深める学習活動は重要である。児童生徒の自律的な学びが実現できる仕組みやシステムについて、必要な予算も含め検討していく。 [子ども] 里親へのさらなる支援体制の充実を 福岡市民クラブ 問 困難を抱える子どもへの支援について、家庭での養育が困難な場合、里親への措置があるが、現実には、子どもが心に深い傷を抱えていたり、思春期の対応が難しかったり、予想外の困難に直面する。里親の声を取り入れ、さらなる支援体制の充実が必要と考えるが所見を問う。 答    里親の支援体制については、今年度、里親支援センターを設置しており、引き続き、子どもや里親の声を聴きながら、さらなる充実に取り組んでいく。 商工業、観光、文化、農林水産業、港の整備など [港湾] 博多港カーボンニュートラルポート形成計画は見直すべき 福岡市民クラブ 問 博多港カーボンニュートラルポート形成計画は、2040年度温室効果ガス排出量実質ゼロ実現の取り組みを定めているが、2030年度の目標50%削減も程遠い状況である。実現可能な計画にすべきだが所見を問う。 答 博多港では、同計画に基づき、照明のLED化、市有船舶へのバイオ燃料の導入等を行っている。また、民間事業者の機運醸成を図り、国に支援を働きかける等、今後とも、官民連携して脱炭素の取り組みを進めていく。 [経済] 理系学生の活躍の場の創出を 日本維新の会福岡市議団 問 高度専門職を志す若年層の市外流出が続いている。理系学生の活躍の場創出の取り組みが一層進展するには、部局横断型のプロジェクトチームなども必要である。若者が挑戦したい都市にどのように加速させていくのか。 答 若者をはじめ多様な人材がさまざまな分野で自己実現できる場をつくり、福岡を「大きな夢がかなうまち」にすることが重要。今後とも、若者が将来に希望を持ち、誰もが心豊かに暮らせる都市に向けて取り組んでいく。 [経済] 半導体関連企業誘致に向けた決意を問う 自由民主党福岡市議団 問 台湾貿易投資センターが4月に開設されるなど、半導体や貿易関係企業の進出に期待が高まっているが、立地交付金を拡充するのか。半導体関連企業の誘致に向けて産学官一体となって汗をかく必要があるが決意を問う。 答 半導体関連企業進出の動きが活発化している機を逃さず誘致を推進していくことが重要であり、立地交付金の拡充を検討していく。産学官それぞれの強みやネットワークを生かし、半導体関連企業の集積に取り組んでいく。 [経済] 国際金融都市を目指す市の戦略を問う 無所属 問 2024年6月、市は金融・資産運用特区に指定され、国際金融戦略の中核都市の役割を期待されている。国際金融都市を目指すに当たっての戦略を問う。 答 金融機能の集積を通じて、成長産業などの発展につなげることが重要である。誘致企業と地場企業とのマッチングによる新たな金融サービスの展開や、地場企業の資金調達機会の多様化など金融機能の強化を図り、市がハブとなり、九州全体の発展に貢献できるよう取り組んでいく。 [空港] 空港国際線への交通アクセスとして鉄軌道を検討すべき 無所属 問 福岡空港国際線への交通アクセスについては、市長も鉄軌道を検討したいと言っていたが、検討は進んでいない。いろいろな観点からアクセスを強化すべきと考えるが所見を問う。 答 今回改訂した都市交通基本計画では、福岡空港をはじめ各拠点等へのアクセス強化の検討を新たに位置付けており、計画検討に当たり鉄軌道の試算を行っている。今後、どのような取り組みができるか、国や交通事業者とも適宜相談しながら検討していく。 社会福祉、保健衛生、住宅、建築、都市計画、公園など [交通] バス路線廃止等撤回の要請とコミュニティバスの導入を 日本共産党福岡市議団 問 令和7年3月の西鉄バスダイヤ改正による路線廃止や減便で、住民生活に影響が出ている。市は、西鉄に路線廃止や減便の撤回を要請するとともに、不便になった地域等にコミュニティバスを運行すべきだが所見を問う。 答 今後とも、地域の実情を踏まえながら、交通事業者と連携し、バス路線の維持に取り組むとともに、条例に基づく休廃止対策や、公共交通不便地等における支援の強化等、持続可能な生活交通の確保に取り組んでいく。 [福祉] 高齢者乗車券の券種交換は状況により柔軟な対応を 公明党福岡市議団 問 バス路線の廃止などで高齢者乗車券が利用できなくなる場合や、病気やけがなどで従来の券種での移動が困難になる場合など、状況の変化により申請後の高齢者乗車券の券種の交換に柔軟に対応すべきと考えるが所見を。 答 高齢者乗車券の交換には、システム改修など効率性を踏まえた体制整備が必要となるが、事業者の交代により券が使えなくなるなど、真にやむを得ない事情が認められる場合については対応を検討していく。 [住宅] 市営住宅の役割を踏まえたさらなる有効活用の推進を 公明党福岡市議団 問 住宅セーフティネットの役割を担う市営住宅は、今後さらに重要性が増してくる。誰もが安心して住み続けることができる住環境づくりについて市長の決意を問う。 答 今後とも、高齢者や障がい者、子育て世帯などの状況や、社会情勢の変化などを踏まえるとともに、国や他都市の動向も注視しながら、市営住宅を有効活用し、誰もが安心して住み続けられる住環境づくりにしっかりと取り組んでいく。  [都市計画] 市街化調整区域における違反建築物への指導強化を 日本維新の会福岡市議団 問 市街化調整区域において、関係法令・条例の許可基準を満たさず、本来の目的から逸脱した状態で営業を行っているものがある。引き続き、指導の強化を図り、早急に是正・改善を促していく必要があるが所見を問う。 答 安全・安心に暮らせる良好な生活環境を形成する上で、関係法令に適合した建築や、その維持・保全は大変重要である。今後とも、法令遵守の周知や啓発に努めるとともに、違反建築物の防止と是正の指導に取り組んでいく。 [保健医療] 市民病院は西日本に誇れる病院となるよう検討すべき 自由民主党福岡市議団 問 福岡市民病院は開院後37年経過し、建て替え時期を迎えている。市立こども病院のように、西日本に誇れる病院に生まれ変われるチャンスであるが所見を。 答 市民病院の在り方については、新型コロナウイルス感染症を契機とした医療環境の変化により公立病院に求められる役割が大きく変化しており、果たすべき役割や機能等の検討を進めている。新時代の要請に応える病院となるよう、市病院事業運営審議会答申を踏まえ方針を決定していく。 [まちづくり] 冷泉(れいせん)小学校跡地は歴史や公共の役割を踏まえた活用検討を 無所属 問 冷泉小学校跡地の活用は、国史跡に指定された博多遺跡の活用や学校施設が担ってきた公共の役割など、しっかりと市にも取り組んでほしい。令和6年10月に民間アイデア募集を実施し、民設民営を基本とした理由を問う。 答 跡地活用方針策定の検討過程で、地域との協議により導入を検討することとした機能の、整備・運営主体に関する民間アイデア募集を行ったものである。今後とも、アイデア募集や地域の意見を踏まえ検討していく。 環境、道路、下水道、河川、消防、水道、地下鉄など [道路] 相生踏切(あいおいふみきり)横断歩道橋へ速やかなエレベーター設置を 公明党福岡市議団 問 博多区の相生踏切は開かずの踏切で、渡りきるまでの距離も長く、遮断時間も大変長い。横断歩道橋へのエレベーター設置を訴えてきたが、日々の生活に利用する住民に寄り添った速やかな対応を心より願い答弁を求める。 答 相生踏切の横断歩道橋は、横断時の安全かつ円滑な移動の観点からさらなる改善が必要と考えている。バリアフリーの観点からエレベーター設置の必要性が高いと認識しており、設置に向け、しっかり検討していく。 このほかの主な質問   ●安心できる自転車環境の整備について ●マイクロバスを活用した地域活動の推進について ●実効性ある学校の働き方改革の推進 ●保育行政について ●国民健康保険の医療費適正化のさらなる推進について ●熱中症対策について ふくおか市議会だより168号 4面 特別委員会の構成  特別委員会は、特定の問題を審査または調査するために必要に応じて設置される委員会です。次の通り特別委員会の構成が6月18日に変わりました。 交通対策特別委員会 定数21人 付託事項 ・高速鉄道3号線沿線のまちづくりに関する調査 ・福岡都市圏における公共交通に関する調査 ・都心部(副都心及びウォーターフロント地区を含む)における道路交通の円滑化に関する調査 委員長 近藤 里美(こんどう さとみ) 副委員長 おばた 英達(おばた ひでみち) 副委員長 堤  健太郎(つつみ けんたろう) 副委員長 倉元 達朗(くらもと たつお) 委員 大原 弥寿男(おおはら やすお)  新開 ゆうじ(しんかい ゆうじ)  とみなが ひろゆき  石本 優子(いしもと ゆうこ)  調  崇史(しらべ たかし)  川上 陽平(かわかみ ようへい)  古川 清文(ふるかわ きよふみ)    川上 晋平(かわかみ しんぺい)  尾花 康広(おばな やすひろ)  木村 てつあき(きむら てつあき)  和田 あきひこ(わだ あきひこ)  あべ ひでき  福田 まもる(ふくだ まもる)  はしだ 和義(はしだ かずよし)  川口  浩(かわぐち ひろし)  田中 たかし(たなか たかし)  田中 しんすけ(たなか しんすけ) 都市問題等調査特別委員会 定数21人 付託事項 ・福岡空港に関する調査 ・外郭団体のあり方に関する調査 ・広域的行政に関する調査 ・住民自治、地域コミュニティに関する調査 ・地方分権改革の推進に関する調査 ・防災に関する調査 ・再生可能エネルギーに関する調査 委員長 鬼塚 昌宏(おにづか まさひろ) 副委員長 たのかしら 知行(たのかしら ともゆき) 副委員長 中山 郁美(なかやま いくみ) 副委員長 山田 ゆみこ(やまだ ゆみこ) 委員  もろくま 英文(もろくま ひでふみ)  堤田  寛(つつみだ かん)  今林 ひであき(いまはやし ひであき)  坂口 よしまさ(さかぐち よしまさ)  勝山 信吾(かつやま しんご)  篠原 達也(しのはら たつや)  平畑 雅博(ひらはた まさひろ)  伊藤 嘉人(いとう よしと)  松野 隆(まつの たかし)  大沢 めぐみ(おおさわ めぐみ)  中島 まさひろ(なかしま まさひろ)  天野 こう(あまの こう)  森 あやこ(もり あやこ)  浜崎 太郎(はまさき たろう)  勝見 美代(かつみ みよ)  井上 まい(いのうえ まい)  落石 俊則(おちいし としのり) 少子・高齢化対策特別委員会 定数20人(欠員1人) 付託事項 ・高齢化対策に関する調査 ・少子化対策に関する調査 委員長  堀内 徹夫(ほりうち てつお) 副委員長 淀川 幸二郎(よどがわ こうじろう) 副委員長 阿部 正剛(あべ せいごう) 委員 稲員 稔夫(いなかず としお)  大森 一馬(おおもり かずま)  阿部 真之助(あべ しんのすけ)  打越 基安(うちこし もとやす)  田原 香代子(たばる かよこ)  津田 信太郎(つだ しんたろう)  高木 勝利(たかぎ かつとし)  山口 剛司(やまぐち つよし)  大石 修二(おおいし しゅうじ)  綿貫 康代(わたぬき やすよ)  前野 真実子(まえの まみこ)  藤野 哲司(ふじの てつし)   新村 まさる(にいむら まさる)  小竹 りか(こたけ りか)  ついちはら 陽子(ついちはら ようこ)  池田 良子(いけだ よしこ) ※委員名は議席番号順です。 ※議員は、交通対策特別委員会、都市問題等調査特別委員会、少子・高齢化対策特別委員会のいずれかに所属しています。 常任委員会の動き (5月17日から6月18日) 総務財政委員会 「令和7年度福岡市一般会計補正予算案(第1号)」、「福岡市市税条例の一部を改正する条例案」など6件の議案審査 教育こども委員会 「令和7年度福岡市一般会計補正予算案(第1号)」、「学校の管理のかしに基づく損害賠償額の決定について」の議案審査 経済振興委員会 「令和7年度福岡市一般会計補正予算案(第1号)」、「福岡市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の一部を改正する条例案」の議案審査 福祉都市委員会 「令和7年度福岡市一般会計補正予算案(第1号)」、「令和7年度市営米田南住宅新築工事請負契約の締結について」など9件の議案審査 生活環境委員会 「福岡市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例案」、「橋本駅自転車駐車場に係る指定管理者の指定について」など7件の議案審査 ※常任委員会での審査・調査の詳細については、毎月発行の議会月報に掲載しています。議会月報は総合図書館、各区の図書館、情報プラザ(市役所1階)などで閲覧できます。また、市議会ホームページの「会議録」にも掲載しています。(議会月報やホームページへの掲載には、3カ月程度を要します。) ※常任委員会は傍聴することができます。(人数には限りがあります。) 問い合わせ先 議会事務局議事課(市役所議会棟8階) 電話 711‒4746  FAX 733‒5869 意見書  市議会は、国会や関係省庁などへ市民生活に関係のある問題について意見や要望を伝えるため、意見書を提出することができます。今回の定例会では2件の意見書案を可決しました。  要旨は次の通りです。全文は市議会ホームページの「会議結果」からご覧いただけます。 ●地方消費者行政に対する恒久的な財源確保等を〈全員賛成〉  近年の消費生活相談件数は年間約90万件で高止まりしており、被害の防止・救済のためには、地方消費者行政の充実・強化が必要です。よって、地方公共団体の財政事情に関わらず、地方消費者行政を安定的に推進するための恒久的な財源を措置すること、消費生活相談員の安定的な確保と処遇改善を図り、必要な予算措置を講じること、消費生活相談のDXに係る予算を措置することを要請するものです。 ●地域医療の質や供給体制の維持に向けた支援措置を〈全員賛成〉  医療機関の倒産件数、休廃業・解散件数が増加しています。医療関係団体からは経営の実態が昨今の物価・賃金の上昇に対応しておらず、多くの病院が経営難に陥っているとの指摘があり、地域医療の質や供給体制の維持についても強い危機感が示されています。よって、診療報酬改定を進めるとともに、補助金による機動的な対応など必要な措置を要請するものです。 全国市議会議長会表彰  永年にわたり市政の発展に尽くした功績により、全国市議会議長会で次の議員が表彰され、6月10日の本会議において表彰状を伝達しました。  また、市長から感謝状が贈られました。 議員在職10年表彰 中島 まさひろ(なかしま まさひろ) 堤田 寛(つつみだ かん) 堀内 徹夫(ほりうち てつお) 森 あやこ(もり あやこ) 近藤 里美(こんどう さとみ) 鬼塚 昌宏(おにづか まさひろ) 稲員 稔夫(いなかず としお) とみなが ひろゆき 新村 まさる(にいむら まさる) 天野 こう(あまの こう) ※議員名は年齢順です。 応援しよう!アビスパ福岡 ベスト電器スタジアム(博多区東平尾公園)での試合予定 (11月14日まで) 以下は試合日、開始時間、対戦相手の順です。 8月23日(土曜日) 午後6時 清水エスパルス 9月13日(土曜日) 午後6時 セレッソ大阪 9月26日(金曜日)または9月27日(土曜日) 未定 サンフレッチェ広島 10月4日(土曜日) 午後3時 横浜FC 10月26日(日曜日) 午後2時40分 湘南ベルマーレ ※日程は変更となる場合があります。事前にアビスパ福岡ホームページでご確認ください。 ふくおか市議会だより次号は、11月15日発行予定です。 市議会ホームページに議会日程や議案、会議結果、議会中継(ライブ・録画)などを掲載しています。 次の議会は9月の予定です。詳しい日程は、市議会ホームページやエックス(旧ツイッター)、市役所・区役所・出張所・地下鉄駅構内などのポスターでお知らせします。