ふくおか市議会だより165号 令和7年(2025年)2月15日 発行/福岡市議会 編集/議会事務局調査法制課 〒810-8620 福岡市中央区天神一丁目8番1号 電話 711-4749 FAX 733-5869 メールアドレス chosa.CCS@city.fukuoka.lg.jp ホームページアドレス https://gikai.city.fukuoka.lg.jp/ 議会中継アドレス https://smart.discussvision.net/smart/tenant/fukuoka/WebView/rd/council_1.html エックス(旧ツイッター)アドレス https://x.com/fukuokashigikai ふくおか市議会だより165号 1面 1面特集 福岡市の予算はどうやって決まる?  毎年2・3月に開く議会で、新年度の予算について話し合います。今回は、予算が決まるまでの流れをご紹介します。 1 予算議案の提出・説明 全ての議員が出席する本会議で、市長が予算議案を提出し、新年度の市政運営方針の中で説明します。 2 質疑 予算案に対して議員が質問(代表質疑など)を行い、市長などが答えます。 3 委員会審査 条例予算特別委員会を設置し審査します。条例予算特別委員会では、さらに5つの分科会に分かれ、詳しく審査します。 4 採決 再び本会議を開き、委員会での審査結果を報告した後、討論を行います。予算案に賛成か反対か多数決を採り、賛成が多い(可決される)と、新年度予算が成立します。  令和7年2・3月議会は、2月17日開会予定です。本会議や条例予算特別委員会は傍聴することができます。 ※詳しくは市議会ホームページに掲載しています。 定例会のあらまし 令和6年12月定例会  令和6年第5回福岡市議会(12月定例会)を12月11日から12月19日まで開きました。  この定例会では、市長から提出された議案72件を審議しました。  また、「教育予算の拡充を求める意見書案」など議員提出議案2件も可決しました。 可決した主な議案 ●一般会計補正予算(162億8,185万7千円増額)(議案第185号)  主な内容は、物価高騰緊急支援給付金として、住民税非課税世帯へ3万円(うち子育て世帯は子ども1人当たり2万円加算)を給付するための予算の増額などです。〈賛成多数〉 ●福岡市宅地造成及び特定盛土等規制法施行条例の制定(議案第207号)  宅地造成及び特定盛土等規制法の施行に関して必要な事項を定めるほか、盛土等の許可等の対象規模を法令で定める内容よりも強化するものです。〈賛成多数〉 ●鹿児島本線(千早から箱崎間)の自由通路等整備工事に係る契約の締結(議案第246号)  千早駅と箱崎駅との間に設置される新駅周辺において、踏切の撤去と踏切道の代替となる自由通路を新設するための工事について契約を締結するものです。〈賛成多数〉 ●第10次福岡市基本計画の策定(議案第254号)  福岡市基本構想に基づき行政分野全般についての政策の基本的な方向を、総合的・体系的に定める長期計画(令和7から16年度)を策定するものです。〈賛成多数〉  上記の議案のうち、議案第185号・246号・254号に対して日本共産党福岡市議団から、議案第185号・207号・254号に対して無所属議員1人からそれぞれ反対討論が行われました。 議案や賛否一覧については、市議会ホームページに掲載しています。 日程と概要 12月11日 本会議  議案(提案理由説明・質疑・常任委員会付託) 12月12日・13日・16日 本会議  一般質問 12月17日・18日 常任委員会  議案審査等 12月19日 本会議  議案(常任委員会委員長報告・討論・採決)  意見書案の採決 ふくおか市議会だより165号 2面・3面 一般質問  12月12日、13日、16日の3日間にわたって一般質問を行いました。一般質問とは市政全般について市の考えなどを聞くもので、25人の議員が質問を行いました。主な内容は次の通りです。 環境、道路、下水道、河川、消防、水道、地下鉄など [道路] 油山観光道路の渋滞対策を 福岡市民クラブ  問 上り2車線、下り1車線の油山観光道路では、3つの地点が主要渋滞箇所に選定されている。特に下り車線はバスの停車が渋滞の原因の一つと考えられる。渋滞対策にぜひ力を入れてほしいが所見を問う。 答 油山観光道路の渋滞対策については、引き続き、都市の骨格となる幹線道路などの整備を行い、交通の円滑化や分散化を図るとともに、局所的な対策として交差点の改良やバス停カットの整備など総合的に取り組んでいく。 [地下鉄] 地下鉄について快適で魅力的な駅づくりを 自民党新福岡 問 快適で過ごしやすく、来街者へ歓迎の気持ちを表し、地域の誇りや愛着につながる取り組みを進め、より魅力的な地下鉄の駅づくりに取り組んでほしい。駅では装飾事業を行っているか。 答 駅構内の壁面改修等のリフレッシュ工事や全館冷房導入に取り組み、快適性の向上に努めている。また、沿線の博多旧市街等の観光スポットをPRし、沿線地域の活性化や駅のにぎわいづくりに取り組んでおり、祇園駅他8駅で装飾等を実施している。 総合計画、国際交流、財政、地域コミュニティ、防災など [防犯] 防犯カメラを単年度で設置できるよう助成制度の見直しを 公明党福岡市議団 問 街頭防犯カメラ設置補助金制度の見直しについては、未設置校区やカメラ取り換えだけに限定せず、全てにおいて、申請から設置までを単年度で完了できるよう、さらなる見直しを求めるが所見を問う。 答 街頭防犯カメラ設置補助金制度の見直しについては、地域の意見を聞きながら、申請から助成完了までの手続きの円滑化、迅速化を含め、より多くの地域で制度を活用できるよう検討していく。 [情報発信] 情報を効果的に届けるために市政だよりのデジタル化を 日本維新の会福岡市議団 問 市政だよりについては、旧来型の紙媒体だけではなくデジタル媒体を効果的に活用することが求められるが、これからどう市政情報の発信に取り組むのか。 答 市はこれまでもデジタルを活用した情報発信を積極的に行ってきた。引き続き、テーマやターゲットに応じて市政だよりや市ホームページ、SNSをはじめ、あらゆる広報媒体を効果的に組み合わせながら、市民の納得や共感を得られるよう積極的な情報発信に取り組んでいく。 [市民生活] オスプレイの飛行中止と撤去を政府・米軍に求めるべき 日本共産党福岡市議団 問 令和6年11月に米軍のオスプレイが福岡空港に初めて飛来し、市民から不安と怒りの声が上がっている。市民の命と安全を守るため、日本国内での飛行中止と撤去を政府と米軍に働きかけるべきと考えるが所見を問う。 答 国の安全保障に関しては、国の責任において適切に判断、対応され、その役割を果たされるものと認識している。市としては、引き続き、国の動向を注視し、市民生活の安全を確保する立場で適切に対応していく。 [地域] 公民館と自治協議会の連携による地域の活性化を 自民党新福岡 問 地域の負担軽減や担い手不足解消のため、公民館に市職員を配置し、公民館が自治協議会の企画運営を主導できる体制整備を検討されたい。公民館と自治協議会の連携を含め、地域コミュニティ活性化にどう取り組むのか。 答 地域コミュニティ活動の拠点である公民館が自治協議会などと連携し、地域の絆づくりを進めることは重要である。今後とも持続可能な地域コミュニティづくりに向け、地域の皆さまとともにしっかりと取り組んでいく。 [防災] 一人の犠牲者も出さないという思いで土砂災害対策を 自由民主党福岡市議団 問 より安全に安心して暮らせる社会となるよう、現場の最前線に立つ市と、国や県が連携して防災対策を進めるべきである。土砂災害への対応について、今後どう取り組んでいくのか。 答 近年、全国各地で大規模な自然災害が続いており、ハード・ソフト両面からまち全体の防災力を高めることが重要である。今後とも市民の貴い命と財産を守ることを第一に、災害に強いまちづくりを進め「防災先進都市・福岡」を目指し取り組んでいく。 子ども育成、教育など [教育] 学校給食費無償化の検討を 自由民主党福岡市議団 問 市税収入は増加し、地方創生臨時交付金も拡充されている。学校給食費を無償とすることで、小中学生のいる世帯の可処分所得が増えている実感につながり、消費も刺激され、街の活力向上にもつながると考えるが所見を。 答 昨今の物価高は広く市民生活に影響を及ぼしており、可処分所得の増加など子育て世帯への支援拡大は喫緊の課題である。学校給食費の無償化を含む、より踏み込んだ支援に取り組んでいく。 [教育] 百道松原(ももちまつばら)中学校開校に向けて児童生徒へのメッセージを 新しい風ふくおか 問 令和7年4月開校の百道松原中学校が、笑顔とチャレンジが生まれ、友達と喜びや苦労も分かち合える学び舎(まなびや)となることを期待している。新たな学び舎に期待を寄せる児童生徒へのメッセージと開校に向けた所見を問う。 答 さまざまな事情により在籍校に通えない子どもたちが、安心して学ぶことができる場になるよう4月に開校する。不登校で悩んでいる子どもたちが次の一歩を踏み出せるよう、引き続きしっかりと支援に取り組んでいく。       [教育] 学校施設など教育環境の早急な改善を 日本共産党福岡市議団 問 学校施設が安全を保障する場になっていない。予算を増やさなければいつまでも教育環境は整わない。教育予算を抜本的に引き上げ、教育環境を早急に改善すべきと考えるが答弁を求める。 答 これまで校舎の老朽化対策、普通教室や特別教室へのエアコン設置など、安心して学べる教育環境の整備に取り組んできた。今後とも、市の未来を担う子どもたちが安全・安心な教育環境で学べるよう、良好な教育環境の整備にしっかりと取り組んでいく。 [教育] 不登校の児童生徒について学校外での健康診断の実施を 日本維新の会福岡市議団 問 不登校の児童生徒の健康診断について、学校外であれば精神的な負担がなく受診でき、保護者の安心感にもつながる。本市でも検討してほしいが、学校医によるクリニックなど、学校外での健診の実施について所見を問う。 答 学校外での健康診断の実施については、関係機関や学校医などの理解や協力も不可欠であるため、先行自治体における実施方法や事業効果などについて調査・研究し、それらを踏まえて検討していく。 [教育] 市立図書館の利用者減少などの課題への対応を 日本維新の会福岡市議団 問 市の人口は増えているが、市立図書館の図書購入費用は年々減少しており、資料収集、蔵書充実機能が果たされず、蔵書の減少も懸念される。利用者減少や蔵書冊数などの少なさなど課題があるが、今後どう取り組むのか。 答 近年のデジタル化・オンライン化の急速な進展や、社会環境の変化など新たな課題に対応できるよう、次期基本的運営方針の策定に取り組むなど、引き続き、図書サービスの充実を図っていく。 [教育] 学校における医薬品管理マニュアル作成を 福岡市民クラブ 問 アレルギー疾患を有する児童生徒への対応についてのマニュアルはあるが、医療用医薬品の預かりは各学校の養護教諭がそれぞれに対応しており、使用法や対応を間違えれば大事故につながる。医薬品管理マニュアルの作成が必要と考えるが所見を問う。 答 保護者からの相談対応や主治医への確認事項などの詳細な点について、市でマニュアルを整備する必要があるとの考えから、現在作成に向けた取り組みを開始したところである。 [教育] 市立中学校における校則決定プロセスの改善を 無所属 問 生徒たちが選挙で選んだメンバーが校則検討委員会に参加するなど、真に「生徒の声」を反映させるような校則決定プロセスが全ての市立中学校で実践されるよう、現在の仕組みを改善すべきと考えるが所見を問う。 答 今後も、校則見直しの具体的な手続きの過程や生徒会役員が校則検討委員としての役割を担うことを生徒などに明示するなど、生徒の意見がより適切に反映される校則決定プロセスとなるよう学校に働きかけていく。 [子ども] 子どもたちの体力向上に向けた新たな取り組みを 福岡市民クラブ 問 令和5年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果では、福岡市は全国平均と比べ、男子は同程度だが女子はやや下回っている。子どもたちが健康を維持しながら体力を高めていくために、今後どう取り組むのか。 答 今後、日々の子どもの状態が可視化できる教育データ連携基盤を構築することとしており、体力向上に向け一人一人の体力や健康等のデータを活用し、運動や健康への興味・関心を一層高める取り組みの充実に努めていく。 [子ども] 誰もが望む保育を受けられる環境整備を 自由民主党福岡市議団 問 保育所の入所調整については、それぞれの園児や世帯に寄り添い、迅速できめ細かに取り組んでほしい。誰もが望んでいる保育を受けられる環境整備について意気込みを問う。 答 幼児教育・保育ニーズも多様化しており世帯の状況に応じたサービスの充実を図っている。今後も施設ごとのサービス情報を整理し、関係団体と協力し、情報発信のさらなる強化に努め、多様な選択肢の中から最適な施設を選択してもらえるよう取り組む。 [子ども] 花ぞの保育園休園に伴う転園先確保について対応を問う 無所属 問 82年の歴史ある花ぞの保育園が今年度をもって休園する。新しい預け先を探さなければならない園児を持つ保護者に対して、どう対応しているのか。 答 休園に伴い転園が必要となる児童60名については、可能な限り保護者が希望する施設に入所できるよう、近隣の保育施設や幼稚園を訪問し協議を行うなど調整を行い、各施設や保護者の協力により、全員に転園先を案内できる見込みである。引き続き、責任を持って取り組んでいく。 商工業、観光、文化、農林水産業、港の整備など [経済] 市独自の奨学金返還支援制度の創設を 公明党福岡市議団 問 人手不足で悩む中小企業の中には、従業員への奨学金返還支援制度を設けて他社との差別化を図り、人材確保につなげたい企業も多いのではないかと考える。市独自の奨学金返還支援制度を創設すべきと考えるが所見を。 答 少子・高齢化が進展する中、人材の確保は困難な状況である。奨学金返還支援は、人材確保や定着、若者世代の経済的負担緩和にもつながることから、積極的に人材確保に取り組む中小企業の支援に向け検討を進めていく。  [経済] 外国企業に選ばれグローバル人材も住みやすい福岡市を 公明党福岡市議団 問 人口減少により国内市場の拡大が見込めない中、地域経済を活性化させていくためには、外国企業の立地促進とグローバル人材にも住みやすい環境づくりが必要と考えるが決意を問う。 答 今後とも、世界から選ばれる福岡市を目指し、高付加価値なビジネスの集積や雇用創出を加速させるとともに、在住外国人の生活環境の充実などにも取り組み、地域経済の活性化による豊かな市民生活の実現に向けて取り組んでいく。 [観光] オーバーツーリズムによるトイレ、ゴミ対策を問う 新しい風ふくおか 問 舞鶴公園のトイレが汚くて園児が使えなかったと相談があった。外国人観光客が増加する中、トイレやゴミの問題は大きな社会課題である。市民生活と共生し、環境に配慮した福岡市の魅力を高める必要があるが所見を。 答 市民生活と調和した持続可能な観光振興に取り組むことが重要である。今後も外国人観光客がマナーを遵守するよう働きかけを強化し、来訪者の多い観光地はトイレなどが適切に利用されるよう対策にしっかりと取り組む。 社会福祉、保健衛生、住宅、建築、都市計画、公園など [保健衛生] 多頭飼育猫の不妊去勢手術支援から見える課題を問う 福岡市民クラブ 問 猫の多頭飼育の背景には飼い主の経済的困窮や社会的孤立等が複雑に絡み合っており、いち早く発見し多方面からの支援につなぐことが重要である。多頭飼育猫の不妊去勢手術支援から見えてきた課題を問う。 答 猫の多頭飼育は、適切に飼育管理できず周辺環境等に影響が生じる場合があり、飼い主へ飼育する猫の手術支援を行っている。課題には、飼い主への適正飼育の啓発や動物関係団体等と連携した支援体制の充実等がある。 [交通] 箱崎線と貝塚線の直通運転化などについて市の姿勢を問う 自由民主党福岡市議団 問 地下鉄箱崎線と西鉄貝塚線の直通運転化および西鉄井尻駅周辺連続立体交差化について、次期交通基本計画の下で、より費用対効果の高い事業手法をはじめ、どうすれば事業実施にこぎつけられるかをしっかり検討する必要があると考えるが所見を問う。 答 中長期的な交通状況の変化や国制度の動向などを踏まえるとともに、利便性向上策なども含め、どのような取り組みができるかなど、国や交通事業者とも適宜相談しながら検討していく。 [保健医療] 地域における薬剤師・薬局の役割と連携について問う 自由民主党福岡市議団 問 今後さらに高齢単身世帯の増加が予想される。住み慣れた地域で暮らし続けるには地域包括ケアの仕組みの構築が必要であるが、地域における薬剤師・薬局について、今後期待する役割と連携について所見を問う。 答 これからの薬局はかかりつけ薬局として療養生活を支えるとともに、薬剤師は健康サポート機能などの役割が期待される。地域で安心して医療や介護が受けられる社会の実現に向け、薬剤師会と連携し取り組んでいく。 [保健] 健康への影響が懸念されるPFAS(ピーファス)の問題点を問う 無所属 問 永遠の化学物質と呼ばれる有機フッ素化合物(PFAS)(有機フッ素化合物の一種で、一万種類以上の物質の総称。)による水の汚染問題がNHKで何度も取り上げられている。PFASの中でもPFOS(ピーフォス)やPFOA(ピーフォア)の問題点を問う。 答 PFOSおよびPFOAには、分解されにくく蓄積しやすいなどの性質があるため、世界中に広く残留しているといわれている。そのため、環境や食物連鎖を通じて人の健康や動植物の生息・生育に影響を及ぼす可能性が指摘されている。 [まちづくり] 冷泉(れいせん)小学校跡地の活用について問う 無所属 問 冷泉小学校跡地の活用について、市として、アジア美術館や伝統工芸館の移転等の検討を十分行った上で、民間アイデアを募集すべきだったが所見を問う。 答 跡地活用については、災害時に避難所として利用できる施設や、歴史や伝統文化を展示体験できる観光拠点機能等の導入を検討しており、その実現手法等の検討の参考とするため、民間アイデア募集を行っている。引き続き、関係局と連携し、地域とも協議しながら検討を進めていく。 このほかの主な質問 ●自転車マナー啓発・自転車通行空間の整備について ●同性カップル住民票の記載について ●学校体育館における空調整備について ●妊婦健康診査の助成券について ●誰もが文化芸術に出会える街・感動都市福岡をめざして ●ケアマネージャーの不足について ふくおか市議会だより165号 4面 常任委員会の動き (10月10日から12月19日) 総務財政委員会 「第10次福岡市基本計画について」など13件の議案審査 教育こども委員会 「中学校用地の取得について」など12件の議案審査 経済振興委員会 「福岡市拠点文化施設条例の一部を改正する条例案」など10件の議案審査 福祉都市委員会 「福岡市宅地造成及び特定盛土等規制法施行条例案」など32件の議案審査 生活環境委員会 「南区内設置の自転車駐車場に係る指定管理者の指定について」など7件の議案審査 特別委員会の動き (10月10日から12月19日) 交通対策特別委員会 ○高速鉄道3号線沿線のまちづくりに関する調査 ・3号線沿線のまちづくりについて 〇都心部(副都心およびウォーターフロント地区を含む)における道路交通の円滑化に関する調査 ・交通混雑対策について ○福岡市都市交通基本計画の骨子案について(報告) 少子・高齢化対策特別委員会 〇少子化対策に関する調査 ・第6次福岡市子ども総合計画(案)について(報告) ※常任委員会・特別委員会での審査・調査の詳細については、毎月発行の議会月報に掲載しています。議会月報は総合図書館、各区の図書館、情報プラザ(市役所1階)などで閲覧できます。また、市議会ホームページの「会議録」にも掲載しています。(議会月報やホームページへの掲載には、3カ月程度を要します。) ※常任委員会・特別委員会は傍聴することができます。(人数には限りがあります。) 問い合わせ先 議会事務局議事課(市役所議会棟8階) 電話 711‒4746 FAX 733‒5869 意見書  市議会は、国会や関係省庁などへ市民生活に関係のある問題について意見や要望を伝えるため、意見書を提出することができます。今回の定例会では2件の意見書案を可決しました。要旨は次の通りです。全文は市議会ホームページの「会議結果」に掲載しています。 ●教育予算の拡充を求める意見書〈全員賛成〉  深刻な教職員不足により子どもたちの学びに大きな支障を及ぼしている上に、教員希望者の減少に歯止めがかかりません。教育水準を向上させ、豊かな学びを保障するため、十分な教育予算を確保することが重要ですが、義務教育費国庫負担制度の国庫負担率が引き下げられ、地方自治体の財政状況が依然として厳しい中、更に負担が増大しています。よって、子どもたちの教育環境を更に改善していくため、地方自治体の教育予算の拡充を図るよう要請するものです。 ●「103万円の壁」の見直しに当たり地方税財源に影響を及ぼさないよう求める意見書〈全員賛成〉  「103万円の壁」の見直しに当たり、所得税の課税最低限を見直すことに伴い、個人住民税の基礎控除額を引き上げた場合、個人住民税が地方全体で年間4兆円程度、地方交付税が約1兆円減ることが見込まれるなど、地方財政への影響が懸念されています。個人住民税の基礎控除額の引上げは、行政サービスの提供に重大な支障を来す可能性があります。よって、「103万円の壁」の見直しに当たり、地方の意見を十分に踏まえるとともに、代替となる財源を確保し、地方税財源に影響を及ぼさないよう要請するものです。 議会運営委員会委員の選任  議会運営委員会の委員に欠員が生じたため、11月18日付でおばた英達(おばた ひでみち)議員を選任しました。 訃報  元議員、小宮文子(こみや ふみこ)氏が10月30日に75歳で逝去されました。謹んでお悔やみ申し上げます。 高校生が議会広報ポスターをデザイン  市議会では、市民の皆さんに議会について関心を持ってもらうため、令和2年度から高校生に議会広報ポスターをデザインしてもらっています。  ポスターは市役所庁舎内や各区役所・出張所・地下鉄駅構内に掲示するほか、公民館などにも配布しています。  また、市議会ホームページでは、過去のポスターに加え、令和6年9月議会のポスターからはデザインのコンセプトも併せて掲載しています。 福岡市議会エックスのご案内  福岡市議会エックス(旧ツイッター)では、市議会の開会やホームページ更新情報などのお知らせをいち早く発信しています。ぜひフォローをお願いします。 次号は、5月1日発行予定です。 市議会ホームページに会議日程や議案、会議結果、議会中継(ライブ・録画)などを掲載しています。 次の議会は2月17日開会予定です。詳しい日程は、市議会ホームページやエックス(旧ツイッター)、市役所・区役所・出張所・地下鉄駅構内などのポスターでお知らせします。