ふくおか市議会だより159号 令和5年(2023年)11月15日 発行/福岡市議会 編集/議会事務局調査法制課 〒810-8620 福岡市中央区天神一丁目8番1号 電話 711-4749 FAX 733-5869 メールアドレス chosa.CCS@city.fukuoka.lg.jp ホームページアドレス https://gikai.city.fukuoka.lg.jp/ 議会中継アドレス https://smart.discussvision.net/smart/tenant/fukuoka/WebView/rd/council_1.html エックス(旧ツイッター)アドレス https://twitter.com/fukuokashigikai ふくおか市議会だより159号 1面 目次 ◆定例会のあらまし、親子議場見学会を実施しましたなど…1面 ◆一般質問…2面 ◆決算特別委員会など…4面 令和5年第5回福岡市議会(9月定例会) 9月1日から10月5日 定例会のあらまし  令和5年第5回福岡市議会(9月定例会)を9月1日から10月5日まで開きました。  9月1日から11日まで、市長から提出された議案54件、諮問1件のうち決算関係議案を除く33件を審議し、11日に全て原案通り可決・同意し、諮問に対する意見を決定しました。  また、令和4年度決算関係議案22件について、決算特別委員会において9月15日から10月4日まで審査し、定例会最終日の10月5日に討論・採決を行い、全て原案通り認定・可決しました。  このほか、この定例会では、「公平かつ安全なブラッドパッチ療法の実施に向けた適切な措置を求める意見書案」など議員提出議案4件も可決しました。  主な議案の内容は次の通りです。 ●一般会計補正予算(議案第184号)  補正の総額は、38億9,659万5千円(増額)です。主な内容は、給付世帯の見込みの増加に伴う電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金の予算、7月の豪雨災害の本復旧にかかる予算や国の内示等に伴い変更となる都市計画道路整備事業(長尾橋本線等)の予算の増額などです。〈賛成多数〉 ●福岡市印鑑条例の一部改正(議案第188号)  自動交付機で印鑑登録証明を申請する際、個人番号カードに代えて電子証明書を搭載した移動端末設備(スマートフォン)を使用することを可能とする改正を行うものです。〈賛成多数〉 ●福岡市子ども医療費助成条例等の一部改正(議案第192号)  子ども医療費助成事業の対象者の範囲を「中学校3年生まで」から「高校生世代まで」に拡大する等の改正を行うものです。〈全員賛成〉 ●南部療育センター(仮称)新築工事請負契約の締結(議案第200号) 〈全員賛成〉  議案のうち、議案第188号などに対して無所属議員1人から反対討論が行われました。 議案や賛否一覧については、市議会ホームページに掲載しています。 定例会の日程 9月1日 本会議  議案(提案理由説明・質疑・常任委員会付託・決算特別委員会設置・付託) 9月4日から6日 本会議  一般質問 9月7日・8日 常任委員会  議案の審査等 9月11日 本会議  議案(常任委員会委員長報告・討論・採決) 9月15日 決算特別委員会総会  決算概要説明  監査委員からの意見聴取 9月19日から21日 決算特別委員会総会  質疑 9月22日から28日 決算特別委員会分科会  決算関係議案の審査 10月3日 決算特別委員会総会  質疑 10月4日 決算特別委員会総会  意見開陳・採決 10月5日 本会議  決算関係議案(決算特別委員会委員長報告・討論・採決)  意見書案の採決 ふくおか市議会だより159号 2面・3面 一般質問  9月4日から6日の3日間にわたって一般質問を行いました。一般質問とは市政全般について市の考えなどを聞くもので、24人の議員が質問を行いました。主な内容は次の通りです。 総合計画、国際交流、財政、地域コミュニティ、防災など [防災] 近年の豪雨に耐えられる浸水対策を 福岡市民クラブ 問 7月の豪雨では、洪水ハザードマップに浸水想定区域が示されていない小さな川でも浸水被害が発生した。近年の豪雨に耐えられる雨水排水整備計画の検討など、あらゆる状況を想定した対策が必要と考えるが所見を。 答 被害があった箇所は詳細な調査を行い、浸水安全度向上の対策を検討、実施する。ソフト対策としては洪水ハザードマップに必要な準用河川の洪水浸水想定区域図等の作成も進めている。引き続き被害軽減に努めていく。 子ども育成、教育など [教育] スクール・サポート・スタッフの活用と配置拡充を 新しい風ふくおか 問 教員の業務支援を主な役割とするスクール・サポート・スタッフが、より教員をサポートできるよう、全市的に活用環境を整える必要がある。また、大幅な増員を期待するが所見を。 答 スクール・サポート・スタッフが適切な役割分担の下、効果的に業務に従事できるよう支援していく。また、今後とも教員の負担軽減につながるよう、教員などとの効果的な連携の支援などに加え、引き続き配置の充実に努めていく。 [教育] いじめについて適切な認知を 日本維新の会福岡市議団 問 本市の児童生徒1,000人あたりのいじめの認知件数は21.8件で、全国平均の半分以下、20政令市中下から2番目となっている。まだまだ潜在的ないじめがあるのではないかと思うが、適切に認知し、適切に対応できているのか。 答 いじめの認知件数については、各学校においていじめの定義に照らし、適切に認知されているものと考える。今後もいじめの定義について周知し、積極的な認知に努めていく。 [教育] 小学校における生き物の適正飼育の実現を 福岡市民クラブ 問 生き物の飼育を通じて生命の大切さを教えるには、適正な飼育環境と飼育方法があってこそと考える。小学校における生き物の飼育について、今後どのように進めていくのか。 答 「学校飼育動物の飼い方リーフレット」を作成し、暑さや寒さを防ぐ環境整備の工夫などに取り組んできている。今後とも、福岡市獣医師会と連携し、学校が適切な飼育動物の管理や、より充実した教育活動を行っていけるよう支援していく。 [教育] 学校安心メールの仕組みの改善を 日本共産党福岡市議団 問 学校から配信する学校安心メールに企業の広告が入る仕組みを教育委員会が追認してきたことが問題である。教育委員会が責任を持って必要な予算を取り、広告の入らない学校安心メールとして管理、運用する仕組みに改善すべきと考えるが所見を。 答 現在、広告メール配信の取り扱いについて事業者と協議しているが、あわせて他の事業者のシステムの活用も含め、より適切で効果的にメールを配信できないか既に検討に入っている。 [教育] 共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育の推進を 公明党福岡市議団 問 学校教育は、障がいのある児童生徒の自立と社会参加を目指した取り組みを含め、共生社会の形成に向けて、重要な役割を果たす。インクルーシブ教育の推進に向けた決意を問う。 答 障がいの有無にかかわらず児童生徒が可能な限り共に学べるよう配慮し、障がいのある子どもの教育の充実を図ることが重要と認識している。互いの違いや個性を認め合い、生き生きと活躍できるようインクルーシブ教育システム(人間の多様性の尊重等の強化、障害者が精神的及び身体的な能力等を可能な最大限度まで発達させ、自由な社会に効果的に参加することを可能とするとの目的の下、障害のある者と障害のない者が共に学ぶ仕組み)の構築を進めていく。 [教育] 学校におけるフッ化物洗口の導入検討を 日本維新の会福岡市議団 問 学齢期などにおけるむし歯予防にフッ化物洗口(フッ素を含む洗口液でぶくぶくうがいをする方法)は有効との厚生労働省の通知が出されており、教育委員会も検討に入る時期に来ていると考えるが見解を。 答 フッ化物洗口は一定の効果があると理解している。文部科学省は、学校で集団実施する際は、関係者間での適切な役割分担を検討し、教職員の負担軽減に配慮するよう通知している。教育委員会としては、専門家の協力確保や教職員の負担増など、さまざまな課題があると考える。 [教育] いじめ重大事態の再発防止を 新しい風ふくおか 問 中学校生活は3年間しかなく、対応の遅れが被害生徒の人生においてさらなる弊害を生む。二度といじめ重大事態(「いじめにより当該学校に在籍する児童等の生命、心身又は財産に重大な被害が生じた疑いがあると認めるとき」および「いじめにより当該学校に在籍する児童等が相当の期間学校を欠席することを余儀なくされている疑いがあると認めるとき」(いじめ防止対策推進法第28条による))が起こることのないよう決意を問う。 答 いじめは子どもの尊厳や権利を侵害する行為で決して許されるものではなく、学校の取り組みとともに保護者や地域の方々との連携強化は重要である。いじめ防止に関する取り組みを総合的に実施し、未然防止に取り組むとともに、早期発見やきめ細かな対応に努めていく。 [教育] 個別最適化教育における子どもの学びや教師の役割とは 無所属 問 個別最適化教育では、子どもが自身の興味や関心、学習意欲に応じて学び方を自由に選択する。こうした姿こそ理想的だと考えるが、個別最適化教育における子どもの学びや教師の役割のあり方について所見を問う。 答 教師が子どもの興味等を踏まえてきめ細かに支援することや多様な他者との協働を促すことが重要になる。今後さらに、子ども一人一人の興味・関心等に応じ、意欲を高め、深い学びの実現につながる取り組みを進めていく。 [教育] アサヒビール博多工場跡地における学校用地の確保を 無所属 問 移転が予定されているアサヒビール博多工場の周辺地域では、同じビルに住みながら別々の小学校、中学校に通う状況が10数年続いており、また小学校はパンク状態である。学校用地の確保について相手方に協力を申し入れているのか尋ねる。 答 同地域の小学校は過大規模校で分離新設が必要な状況であること、また中学校は過大規模校となる可能性があることから、用地の確保について事業者に文書で申し入れを行っている。 商工業、観光、文化、農林水産業、港の整備など [農林] 森林整備や木材利用など、今後の森づくり施策を問う 自由民主党福岡市議団 問 森林は、CO2吸収や木材供給だけでなく、さまざまな機能を果たしている。森林整備や木材利用をはじめ、今後の森づくり施策について所見を問う。 答 快適で豊かな市民生活を送る上で森林は重要な役割を担い、今後、その役割はますます重要になる。さらなる主伐の検討やICTの活用などにより森林整備を進めるとともに、伐採から利用に至る安定的な供給の仕組みづくりを行い、次世代に残していく森づくり施策に取り組んでいく。 [農林] イノシシ被害防止対策にしっかりと取り組むべき 自由民主党福岡市議団 問 農作物をイノシシに荒らされる被害が後を絶たないと聞く。農業従事者には死活問題であり、今後もしっかり対策に取り組むべきと考えるが所見を問う。 答 農作物等の被害を防止するため、捕獲を行うほか、ワイヤーメッシュ等による侵入防止対策や地域に協力いただく生息環境管理等、今後も取り組みを推進していく。また、特に被害の多い地域については、職員が積極的に現地を訪問するなど、今後ともしっかりと取り組みを行っていく。 [経済] 若者にとって魅力ある企業の積極的な誘致を 自由民主党福岡市議団 問 天神ビッグバン等により受け皿が整ってきた今こそ、魅力的な企業の誘致が大切である。これまで以上に積極的に民間事業者とも連携し進める必要があると考えるが、今後の方向性は。 答 今が企業誘致の好機と捉えている。知識創造型産業の開発拠点や、本社機能の誘致に関する立地交付金等を活用するとともに、国内外に市の魅力を発信することで高度人材や高付加価値なビジネスの集積を図り、若者に選ばれるよう誘致を推進していく。 [文化] 歴史文化の魅力を持つ箱崎地区の魅力向上や観光活用を 自民党新福岡 問 箱崎・馬出エリアは江戸時代の町家も多数残り、魅力的な街並みを形成している。今後箱崎地区のまちづくりを進めていく上で、特長である歴史文化について、魅力向上や積極的な観光活用を図るべきと考えるが所見を。 答 同地区は歴史文化の魅力を持つ地域と認識し、所有者などと連携し情報発信や公開活用に取り組んできた。今後、回遊性を高めるとともに、魅力ある歴史を分かりやすく発信することで、さらなる魅力向上に取り組む。 [文化] 旧冷泉小学校跡地の遺構の現状と跡地活用について問う 無所属 問 博多部に残る旧冷泉小学校跡地について、跡地で発見された遺構の現状と今後の跡地活用の展望について尋ねる。 答 遺構は日宋貿易に関わる港の護岸として高い歴史的価値を持つものであり、調査終了後、埋め戻して保存している。現在、国史跡指定を目指して関係機関と協議を進めており、跡地活用については、その協議などを踏まえるとともに、地域の要望などを考慮しつつ、跡地活用協議会で意見を伺いながら取り組んでいく。 社会福祉、保健衛生、住宅、建築、都市計画、公園など [福祉] 福祉タクシー利用券の運用見直しを 公明党福岡市議団 問 福祉タクシー利用券は、1回の乗車につき1枚の利用に制限されており、交付枚数は年間55枚である。人工透析治療を受けているなどの重度障がい者の外出を支援するため、利用券の運用見直しを検討すべきと考えるが所見を問う。 答 外出支援など障がいのある方の生活支援は重要であり、当事者の要望や他の障がい福祉施策の実施状況などを踏まえ、外出支援のあり方について総合的に検討していく。 [保健] がん検診受診率向上に向けたLINEの活用を 日本維新の会福岡市議団 問 がん検診の受診率向上には、コミュニケーションツールとしても使いやすいLINEの活用が効果的である。LINEを活用した受診へのアプローチや検診予約の仕組み構築はあるのか。 答 福岡市公式LINEアカウントから、がん検診の受診勧奨や情報発信を随時行っている。また、そのメッセージの中に予約サイトへのリンクを貼り、検診予約ができるようにしている。受診率向上に向けて、引き続き予約しやすい環境づくりに努める。 [保健] 新型コロナワクチン接種後の後遺症に対する支援を 無所属 問 接種事業を行う市は市民に注意喚起を行う責務がある。また、泉大津市が独自で行っている接種後の後遺症に関する相談や改善プログラム、救済申請のサポートや助成などを、本市も行うべきと考えるが所見を問う。 答 医学的知見を要する相談対応は県で行われている。市でも国の救済制度の申請が速やかに進むよう丁寧な支援を行っている。引き続き分かりやすい情報発信を行うとともに、希望者が円滑に接種できる環境を整えていく。 [公園] 警固公園の魅力向上と名称変更を 自民党新福岡 問 警固公園は本市を代表する公園であり、パークPFI制度(公園内に民間事業者が整備する公園施設による収益を公園の整備に還元する制度)などを活用し魅力的な公園にしてほしい。また、所在地が警固でないためその機会を捉え、天神を象徴する名称への変更を要望する。近年注目されている同制度の活用状況と今後の予定を尋ねる。 答 パークPFI制度は、東平尾公園、清流公園、明治公園で推進している。今後も、同制度をはじめ、さまざまな手法を活用し、魅力ある公園づくりに取り組んでいく。 [交通] オンデマンド交通の社会実験の継続など生活交通の確保を 自由民主党福岡市議団 問 高齢化が進む中、生活交通の確保にしっかり取り組むべき。我々もオンデマンド交通(予約型の運行形態の輸送サービス)の社会実験の成功に努めていきたい。期間延長を含め、生活交通確保に取り組んでほしいが所見を。 答 本市でも、生活を支える基盤が重要になってくる。生活交通確保の取り組みの一つとして社会実験に取り組んでおり、今後とも、持続可能な生活交通確保の仕組みづくりについて、議会の意見も伺いながら、しっかりと取り組んでいく。 環境、道路、下水道、河川、消防、水道、地下鉄など [環境] 啓発だけでない熱中症対策を急いで実施すべき 日本共産党福岡市議団 問 熱中症対策を庁内連携の中で一体的に進めるとともに、啓発だけでなく、電気代の支援、エアコン設置の助成、クーリングシェルターの位置づけなど、急いで検討すべきと思うが所見を。 答 熱中症による健康被害を防止するため、暑さ指数の情報発信や予防行動の啓発などの対策に取り組んでいる。引き続き効果的な啓発を行うとともに、クーリングシェルターの開設に向けた検討を進めるなど、全庁で熱中症対策に取り組んでいく。 [環境] 人工芝由来のマイクロプラスチックの調査・対策を 福岡市民クラブ 問 国も人工芝がマイクロプラスチックの発生源であることを認識し、啓発や対策例の紹介を行っている。人工芝から出るマイクロプラスチックについて、本市の対策は行っているか尋ねる。 答 出前講座などにおいて啓発を行っており、その中で陸域から発生した人工芝も含めたプラスチックごみが川から海へ流出し、その後マイクロプラスチックとなり、海洋生態系への多大な影響が懸念されることなどを伝えている。 [下水道] 下水道未整備箇所の解消を 公明党福岡市議団 問 下水道未整備箇所は私道に起因するものなど住民だけでは解決に限界がある。市が一歩深く後押しし、未整備率0.05パーセントを解消すべきと考えるが所見を。 答 下水道は重要な社会基盤の一つであり、未整備箇所の早期解消は大変重要と認識している。これまでも地上権設定による私道への整備や、私道や低地における排水設備設置への助成など未整備箇所の解消を図ってきている。今後とも市民と協力しながら取り組んでいく。 [水道] 水道水を安心して飲んでもらうための新たな取り組みを 福岡市民クラブ 問 市独自の厳しい基準で水質管理し、貯水槽の適正管理も進んでいるが、漠然とした不安感で水道水の飲用を控えている人がいる。安心して飲んでもらうため、関係業界や管理会社などと連携した新たな取り組みを期待するが所見を問う。 答 安全でおいしい水道水を安心して飲んでほしいと考えている。取り組みを進めるため、関係部局と連携して引き続き先進事例を調査するとともに、関係団体などの意見も伺っていきたい。 このほかの主な質問 ●学校周辺の安全対策、防犯対策について ●少子化対策について ●放課後等の遊び場づくり事業(通称:わいわい広場)について ●企業と行政による奨学金返還支援について ●AEDの効果的な設置について ●断熱に力を入れた省エネ対策について ●道路側溝の維持管理について ふくおか市議会だより159号 4面 決算特別委員会  決算特別委員会は、前年度の決算に関する議案を審査するための特別委員会です。市長から提出された決算関係議案について、総会と分科会(常任委員会と同じ構成)で、予算が適切に使われたか、事業の成果はどうかなどについて、詳しく審査しています。 決算特別委員会の設置  令和4年度の決算関係議案を審査するため、決算特別委員会を9月1日に設置し(監査委員を除く全議員で構成)、9月15日から10月4日まで審査しました。 委員長 阿部 正剛(あべ せいごう) 副委員長 今林ひであき(いまはやし ひであき) 池田 良子(いけだ よしこ) 古川 清文(ふるかわ きよふみ) 勝山 信吾(かつやま しんご) 天野 こう(あまの こう) 決算特別委員会の審査結果  市長から提出された決算関係議案は決算議案19件、関連議案3件の計22件(一般会計1件、特別会計13件、公営企業会計8件)です。総会や分科会で審査した結果、全ての決算関係議案を全員賛成または賛成多数で認定・可決すべきものと決定しました。 各会派の賛否 ■自由民主党福岡市議団  決算関係議案22件全てに賛成 ■公明党福岡市議団  決算関係議案22件全てに賛成 ■福岡市民クラブ  一般会計議案に反対 ■日本維新の会福岡市議団  決算関係議案22件全てに賛成 ■日本共産党福岡市議団  一般会計、特別会計8件、公営企業会計7件の議案に反対 ■自民党新福岡  決算関係議案22件全てに賛成 ■新しい風ふくおか  決算関係議案22件全てに賛成 意見書  市議会は、国会や関係省庁などへ市民生活に関係のある問題について意見や要望を伝えるため、意見書を提出することができます。本定例会では4件の意見書案を可決しました。要旨は次の通りです。全文は市議会ホームページの「会議結果」からご覧いただけます。 ●公平かつ安全なブラッドパッチ療法の実施に向けた適切な措置を 〈全員賛成〉  脳脊髄液漏出症(減少症)の患者への、公平かつ安全なブラッドパッチ療法(硬膜外自家血注入療法)の実施に向け、起立性頭痛を伴わない患者も保険診療のもとにブラッドパッチ療法を受けることができるようにすることや、X線透視下で治療を行うことができるよう、診療報酬上の評価を行うことを要請するものです。 ●地方財政の充実・強化を 〈全員賛成〉  増大する地方自治体の財政需要に見合う地方一般財源総額の確保、地方財政計画に計上されている「地方創生推進費」の現行水準の確保、炭素に係る税を創設する場合にその一部を地方税または地方譲与税として税源配分することを要請するものです。 ●教育予算の拡充を 〈全員賛成〉  子どもたちの教育水準を向上させ、豊かな学びを保障することは、社会の基盤づくりにとって極めて重要であり、子どもたちの教育環境をさらに改善していくため、地方自治体の教育行政の充実に向けた教育予算の拡充を図るよう要請するものです。 ●帯状疱疹ワクチンの助成制度の創設及び定期接種化を〈賛成多数〉  一定の年齢以上の国民に対するワクチンの有効性等を早急に確認し、帯状疱疹ワクチンの助成制度の創設や予防接種法に基づく定期接種化を行うよう要請するものです。  常任委員会の動き (6月28日から10月5日) 総務財政委員会  「福岡市印鑑条例の一部を改正する条例案」など6件の議案審査、「退職手当支給制限処分に関する審査請求について」の諮問審査など 教育こども委員会  「南部療育センター(仮称)新築工事請負契約の締結について」など8件の議案審査など 経済振興委員会  「令和5年度福岡市一般会計補正予算案(第3号)」の議案審査など 福祉都市委員会  「福岡市子ども医療費助成条例等の一部を改正する条例案」など9件の議案審査など 生活環境委員会  「令和5年度福岡市一般会計補正予算案(第3号)」など5件の議案審査など ※常任委員会・特別委員会での審査・調査の詳細については、毎月発行の議会月報に掲載しています。議会月報は総合図書館、各区の図書館、情報プラザ(市役所1階)などで閲覧できます。また、市議会ホームページの「会議録」にも掲載しています。(議会月報やホームページへの掲載には、3カ月程度を要します。) ※常任委員会・特別委員会は傍聴することができます。(人数には限りがあります。) 問い合わせ先 議会事務局議事課(市役所議会棟8階) 電話 711‒4746 FAX 733‒5869 議員の資産等報告書等の審査結果  議員の資産等報告書等を審査する福岡市政治倫理審査会が、7月31日および8月29日に開催されました。  議員から提出された次の各報告書について、記載事項に疑義がないかなどが審査された結果、「特に指摘すべき事項はない」との審査報告がなされました。 改選前の議員(令和5年5月1日時点の議員) ・資産等報告書(令和4年12月31日現在所有する資産等) ・所得等報告書(令和4年分の所得等) ・関連会社等報告書(令和5年4月1日現在役員等に就任している会社の名称等) 改選後の議員 ・資産等報告書(令和5年5月2日現在所有する資産等) ※審査報告書および上記の各報告書は公開しています。閲覧時間は午前8時45分から午後5時30分です。(土・日・祝日・年末年始を除く) 閲覧場所および問い合わせ先 議会事務局調査法制課(市役所議会棟8階) 電話 711‒4749 FAX 733‒5869 議会要覧を販売しています  議会および市政全般の基本事項について分かりやすく掲載したハンドブック「議会要覧 令和5年版」を市役所1階の情報プラザで販売しています。(1冊960円)  なお、本書の電子版は、市議会ホームページ内の「議会中継/発行物等」に掲載しています。 親子議場見学会  8月1日と4日の2日間、「親子議場見学会」を開催し、小学4から6年生とその保護者など57組の親子に参加いただきました。  議場見学や、児童が議長や議員役となる本会議体験などを行い、参加した児童からは「私たちの暮らしに関することがどのように決められているのかが分かった」といった感想が、保護者からは「政治などについて親自身もより身近なものとして考えるいい機会になった」といった感想がありました。 応援しよう!アビスパ福岡 ベスト電器スタジアム(博多区東平尾公園)での試合予定(2月14日まで) 以下は試合日、開始時間、対戦相手の順です。 12月3日(日曜日) 午後2時 サンフレッチェ広島 ※日程は変更となる場合があります。事前にアビスパ福岡ホームページでご確認ください。 ふくおか市議会だより次号は、2月15日発行予定です。 市議会ホームページに会議日程や議案、会議結果、議会中継(ライブ・録画)などを掲載しています。 次の議会は12月11日開会予定です。詳しい日程は、市議会ホームページやエックス(旧ツイッター)、市役所・区役所・出張所・地下鉄駅構内などのポスターでお知らせします。