ふくおか市議会だより154号 令和4年(2022年)11月15日 発行/福岡市議会 編集/議会事務局調査法制課 〒810-8620 福岡市中央区天神一丁目8番1号 電話 711-4749 FAX 733-5869 メールアドレス chosa.CCS@city.fukuoka.lg.jp ホームページアドレス https://gikai.city.fukuoka.lg.jp/ 議会中継アドレス https://smart.discussvision.net/smart/tenant/fukuoka/WebView/rd/council_1.html ツイッターアドレス https://twitter.com/fukuokashigikai 1面 目次 ◆定例会のあらまし、アートを楽しもう!…1面 ◆一般質問…2面 ◆決算特別委員会など…4面 令和4年第4回福岡市議会(9月定例会) 9月5日から10月11日 ●新型コロナウイルス感染症対応や物価高騰対策の予算を含む補正予算案を可決 ●令和3年度決算を認定 定例会のあらまし  令和4年第4回福岡市議会(9月定例会)を9月5日から10月11日まで開きました。  9月5日から14日まで、市長から提出された議案52件のうち決算関係議案を除く28件を審議し、14日に全て原案通り可決・同意しました。  また、令和3年度決算関係議案24件について、決算特別委員会において9月20日から10月7日まで審査し、10月7日に追加提出された議案3件と併せて定例会最終日の10月11日に討論・採決を行い、全て原案通り認定・可決しました。  このほか、この定例会では、「地方財政の充実・強化を求める意見書案」など議員提出議案4件も可決しました。  主な議案の内容は次の通りです。 ●新型コロナウイルス感染症対応等のための一般会計補正予算(議案第148号)  補正の総額は、76億8052万6千円(増額)です。主な内容は、医療・介護・保育施設等の従事者等を対象にスクリーニング検査を無償で実施する予算や、マイナンバーカード・マイナポイント申請サポートを拡充する予算、パピオアイスアリーナの再開に必要な改修経費の一部を補助する予算の増額などです。〈賛成多数〉 ●自動交付機による住民票の写し等の交付手数料の減額(議案第151号)  自動交付機で住民票の写し等を交付する際の手数料について、非接触型の手続きの活用促進などによる感染症拡大の防止や、マイナンバーカードのさらなる普及促進のため、令和4年10月1日から令和5年3月31日まで100円とするものです。〈賛成多数〉 ●物価高騰対策のための一般会計補正予算(追加提出分)(議案第176号)  補正の総額は、289億3454万1千円(増額)です。主な内容は、住民税非課税世帯等に対する1世帯当たり5万円の支給や、商工金融資金の新規融資資金の創設、中小企業等への光熱費等支援(補助率2分の1、上限20万円)に係る予算の増額などです。〈全員賛成〉  上記の議案のうち、議案第148号・第151号に対して日本共産党福岡市議団および緑の党と市民ネットワークの会から反対討論が、議案第176号に対して日本共産党福岡市議団から賛成討論が行われました。 議案や賛否一覧については、市議会ホームページに掲載しています。   定例会の日程 9月5日 本会議 ●議案(提案理由説明・質疑・常任委員会付託・決算特別委員会設置・付託) 9月7日から9日 本会議 ●一般質問 9月12日・13日 常任委員会 ●議案の審査等 9月14日 本会議 ●議案(常任委員会委員長報告・討論・採決) 9月20日 決算特別委員会総会 ●決算概要説明 ●監査委員からの意見聴取 本会議 ●議員辞職の許可 9月21日・22日・26日 決算特別委員会総会 ●質疑 9月27日 決算特別委員会分科会  ●決算関係議案の審査 9月28日 本会議 ●議会運営委員の選任 決算特別委員会分科会 ●決算関係議案の審査 9月29日・30日・10月3日 決算特別委員会分科会 ●決算関係議案の審査 10月6日 決算特別委員会総会 ●質疑 10月7日 決算特別委員会総会 ●意見開陳・採決 本会議 ●追加議案(提案理由説明・質疑・常任委員会付託) 常任委員会 ●追加議案の審査等 10月11日 本会議 ●決算関係議案(決算特別委員会委員長報告・討論・採決) ●追加議案(常任委員会委員長報告・討論・採決) ●意見書案の採決 2面・3面 一般質問  9月7日から9日の3日間にわたって一般質問を行いました。一般質問とは市政全般について市の考えなどを聞くもので、22人の議員から質問が行われました。主な内容は次の通りです。 商工業、観光、文化、農林水産業、港の整備など [文化] 戦時関連資料展示のための博物館の近現代エリアの拡充を 福岡市民クラブ 問 博物館の福岡大空襲や引き揚げなどに関する資料の展示割合が2%というのは、極端にバランスが悪い。現在、博物館のリニューアルが検討されているが、今後の役割および取り組みと、近現代エリアの構成の見直しや拡充への取り組みについて所見を。 答 大規模改修と運営体制の強化により、歴史文化の発信拠点や、文化観光の拠点などの機能向上に向けた、リニューアル基本計画を策定することとしており、その中で展示内容の構成についても総合的に検討していく。 [経済] 本市の実態、特に経済状況に関する現状認識を改めるべき 福岡市民クラブ 問 本市は人口増に支えられ、総量では勢いがあるように見えるが、一人一人の実入りに目を向けると必ずしもそうではない。今後の経済政策の方向性を語る議論の出発点として、強く認識してほしいが所見を問う。 答 入込観光客数や国際会議の増加の状況、福岡都市圏の開業率が4年連続で21大都市圏の中で最も高いことなどから、観光・MICEの推進やスタートアップ都市づくりは着実に成果をあげ、経済の活性化や新たな雇用創出に寄与していると認識している。 社会福祉、保健衛生、住宅、建築、都市計画、公園など [公園] インクルーシブな遊具広場において多様性への理解促進を 自民党新福岡 問 インクルーシブな遊具広場(障がいの有無などにかかわらず、あらゆる子どもたちが、お互いに理解、支え合いながら、安心して、一緒に遊ぶことができる遊具広場)づくりに当たっては、運営するソフト面の取り組みが重要になる。管理者や利用者の意識面において、多様性に関する理解促進、すなわち心のバリアフリーが課題と思う。遊具広場の整備に対する意気込みを問う。 答 インクルーシブな遊具広場には、ハード整備だけではなく、管理・運営のソフト面も重要であり、今後、管理者を含めた研修会や利用者に対する理解促進のための啓発などにも取り組んでいく。 [公園] 屋外スポーツ施設も高齢者の利用料金減免を 自由民主党福岡市議団 問 フレイル(健康な状態と介護が必要な状態の中間地点にある状態)予防のためにも、高齢者がスポーツに親しみやすく、継続しやすい環境整備の一つとして、本市の屋外にあるスポーツ施設も屋内施設同様に、65歳以上の利用料金を半額に、70歳以上の利用料金を無料とすることを検討すべきだが所見を問う。 答 公園施設における使用料の高齢者減免については、施設の利用状況や他の公共施設との均衡の観点、また、他の自治体の導入状況などを踏まえながら、関係局が連携して、適切な在り方について検討していく。 [まちづくり] 世界水泳選手権を生かしフラワーシティ福岡の実現を 福岡令和会 問 アフターコロナを見据え、世界水泳などを生かしながら、一人一花運動が目指す、花による共創のまちづくりが定着した「フラワーシティ福岡」の実現に向け、どのように取り組むのか。 答 世界水泳選手権をはじめさまざまな機会を捉え、市民・企業・行政が一体となったオール福岡体制で、活動の推進や支援の拡充を図り、一人一花運動の輪をさらに広げることで、まちの価値や魅力を高めながら、花による共創のまちづくりの実現に向けた取り組みを全力で進めていく。 [医療] 市民病院の在り方検討に早急に着手すべき 自由民主党福岡市議団 問 老朽化・狭隘化(きょうあいか)した現在の市民病院では、市民の生命・暮らしを守ることに限界がある。市民病院の果たす役割が大きく変化し、重要度が増す中で、市民病院の在り方検討に、早急に着手すべきと考えるが所見を問う。 答 九州・アジアのゲートウェイ都市として感染症に対応したまちづくりが重要である。市の感染症対策の中核的な役割を担う市民病院の機能強化は急務であり、市民病院に求められる役割や機能などの在り方について、速やかに検討を進めていく。 [建築] 建築紛争予防条例の再検討を強く求める 緑の党と市民ネットワークの会 問 建築紛争予防条例では、事業者からの一方的な報告書しかない。条例の不備が、事業者が住民を訴える事態を引き起こしている。条例を再検討し、住民と事業者の話し合いの経緯が明らかになるようにすべきだが所見を。 答 紛争予防条例で事前説明の報告を義務付けており、その際は、事前説明報告書に、近隣住民個々の意見を記入する「意見等」の欄を設け、近隣住民の意見を丁寧に確認している。また、事業者に、事前説明報告の際、説明会の議事録の添付を求めている。 [福祉] 「生涯現役」社会の実現を 福岡令和会 問 高齢者が生き生きと働き、活躍できるようにするためには、意欲を持って働ける環境を整えていき、学び直しを含めて高齢者自身のチャレンジを積極的に支援すべきである。「生涯現役」社会の実現に向けて所見を問う。 答 高齢者の就業については、生きがいや健康づくり、社会的孤立の防止、健康寿命の延伸につながり、少子高齢化の進展に伴う社会の担い手不足の解消にも寄与することが期待される。今後とも、高齢者の就業やチャレンジをしっかりと応援していく。 [保健] SNSでプッシュ型情報発信を積極的に推進すべき 自民党新福岡 問 コロナ対策に関し、市民の不安を解消し、職員の負担を減らすため、知ってほしい人に伝えたい情報を自動的に画面に表示するプッシュ型情報発信を、積極的に推進していくべき。今後の情報発信について所見を問う。 答 SNS(ソーシャルネットワーキングサービスの略で、登録された利用者同士が交流できるWebサイトのサービス)などを活用したプッシュ型情報発信などの手法を積極的に活用しながら、正しい情報を、分かりやすくタイムリーに、そして必要な人に必要な情報が届くように、効果的な情報発信と広報啓発にしっかりと取り組んでいく。 [都市計画] アサヒビール博多工場跡地に関して市内部の調整を 無所属 問 アサヒビール博多工場の跡地について、新年度から動けるように調査や現状把握をしてもらいたい。局がバラバラにではなく、市がオール福岡として一本で交渉し、その調整を住宅都市局がやっていくべきではないか。 答 アサヒビールへの対応については、報告を受けた経済観光文化局が窓口となっている。今後も、その枠組みの中でまちづくりに関しては住宅都市局が担当し、関係局が連携して、必要に応じて体制を整えながら、しっかりと取り組んでいく。 環境、道路、下水道、河川、消防、水道、地下鉄など [道路] 博多区にある相生踏切のバリアフリー化を 公明党福岡市議団 問 JR南福岡駅北側にある相生踏切には横断歩道橋が設置されているが、エレベーターが無いため上り下りに大変な思いをしている人がいる。バリアフリー化の観点からエレベーターを設置する必要があると思うが所見を。 答 高齢者や障がい者など、全ての人が快適に安心して移動できる環境づくりは重要。エレベーターの設置は、構造やスペースなどの課題があるが、踏切の横断距離や、横断歩道橋の上下の移動距離が長いことなども踏まえ、バリアフリー化を検討していく。 [道路] 姪浜駅と橋本駅間における道路環境の改善を 自由民主党福岡市議団 問 姪浜駅と橋本駅を結ぶ都市計画道路姪浜飯盛線は、西区の道路交通の円滑化を図る上で重要な幹線道路であり、事業実施に向けてしっかりと検討して早急に整備を進めてもらいたいが、今後の取り組みを問う。 答 福重交差点から橋本2丁目までの未整備区間は、道路整備アクションプラン2024において、調査・検討路線に位置付けていることから、財政状況を踏まえた事業実現性や、橋本駅前土地区画整理事業の動向などを勘案し、調査・検討を進めていく。 [道路] 野多目校区のガンセンター入口交差点の渋滞・事故対策を 自由民主党福岡市議団 問 ガンセンター入口交差点はほぼ毎日渋滞し、事故も頻繁に起こっている。抜本的な交差点の改良を行い、渋滞対策と事故対策の両輪で進めていく必要がある。横断歩道橋の設置や地下通路の導入など、実効性のある対策に速やかに着手してもらいたいが所見を問う。 答 横断歩道橋の導入や抜本的な交差点の改良などの対策については、課題もあるが、市が率先して、国などの関係機関と連携しながら、スピード感を持って、しっかりと取り組んでいく。 [水道] 100周年を迎える本市水道の未来に向けた決意を問う 公明党福岡市議団 問 通信機能を備えた水道スマートメーターの導入、世界一の低い漏水率維持を目指した人工衛星画像などの新技術の活用、カーボンゼロに貢献するための小水力発電のさらなる導入など、次の100年に向けた決意を問う。 答 水道スマートメーターの導入、人工衛星画像を活用した漏水調査、より小規模なマイクロ水力発電設備の導入の検討など、これからの100年も安全で良質な水道水を安定供給していくため、持続可能な水道事業の構築に向けてチャレンジしていく。 [環境] 脱炭素に向けた取り組みを加速すべき 公明党福岡市議団 問 本市は、脱炭素に向けて、他都市に負けないポテンシャルがあると確信している。脱炭素先行地域に選ばれる取り組みをぜひお願いしたい。脱炭素に向けた取り組みについて所見を問う。 答 カーボンニュートラルに積極的に取り組むため、地球温暖化対策実行計画を策定した。脱炭素型ライフスタイル・ビジネススタイルへの転換や再生可能エネルギーの利用拡大などに加え、今後、脱炭素先行地域など国の制度の活用も進め、目標の達成に向けて取り組みを加速していく。 総合計画、国際交流、財政、地域コミュニティ、防災など [総務] 国葬に際し、記帳所や献花台設置、弔旗掲揚はやめるべき 福岡市民クラブ 問 一政治家の家族葬の日に記帳所や献花台を設置したことは問題である。安倍元首相の国葬は行うべきではなく、国葬の当日、記帳所・献花台の設置および市施設や学校に対し、弔旗掲揚を求めるべきではないが所見を。 答 民主主義を擁護する決意を多くの市民と共有するとともに、追悼したいという市民の思いを受け止める場を提供するため、記帳所や献花台を設置した。国葬は、国が行う儀式であり、国から示される考え方や、通知などを踏まえ、適切に判断していく。 [総務] 統一協会や関連団体との関わりについて調査すべき 日本共産党福岡市議団 問 統一協会(会派の意向として統一協会と表記するもの)と関連団体について、反社会的集団だと規定するとともに、表彰や名義後援、公共施設の使用などにおいて市がお墨付きを与えた実績が無いかなど、全庁にわたる調査を行うとともに、市長自身と団体との関係も調査し公表すべきではないか。 答 旧統一教会については、社会的に問題がある団体と認識しており、表彰などについては調査や取り消しも含め、適切に対応している。なお、私(市長)自身は旧統一教会や関連団体との関わりはない。 [市民] 騒音などに悩まされる空港周辺地区のサービス向上を 自由民主党福岡市議団 問 博多区民は、区役所以外では、どこで住民票を取得できるのか。なお、福岡空港は騒音などの問題が周辺住民を悩ませており、空港を身近で便利な施設と感じてもらうため、利便性が高い証明サービスコーナーの空港内設置について検討を要望しておく。 答 住民票は居住区に限らず、市内全ての区役所・出張所・証明サービスコーナー、34の郵便局のほか、郵送請求での取得も可能であり、マイナンバーカードがあればコンビニでの取得やオンラインでの申請も可能である。 [市政運営] 市の人口増は高齢者の増加によるものでは 無所属 問 市は人口が毎年1万人増えていると発表しているが、そのうち60パーセントから80パーセントは65歳以上ではないのか。本市の15才未満の人口は2年前から減少が始まっているのではないか。 答 若者世代、生産年齢人口ともに増加しており、議員指摘の高齢世代が増えている状況ではない。15才未満の年少人口は令和3年に初めて減少したが、これは全国的な傾向で、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う産み控えなどの影響もあると考えており、今後の動向を注視していく。 子ども育成、教育など [教育] 中学校の学校給食における喫食時間の十分な確保を 日本共産党福岡市議団 問 給食の量が増え喫食時間が短くなることに不安を覚え、摂食障害になった中学生がいる。喫食時間が短く、精神的に追い込まれていないかなどを把握するとともに、喫食時間を十分に確保できるように、教育委員会が責任を持つべきと思うが所見を。 答 各学校では、適切な給食時間の設定がなされており、担任などは、生徒の喫食状況などの把握に努め、個別の配慮も行っている。今後とも、給食時間の確保はもとより、生徒たちの実態把握に努め、適切に対応していく。 [教育] 果たすべき役割が大きい学校にこそ教員の加配を 無所属 問 より丁寧な学習指導や生活指導、家庭への福祉支援などの果たすべき役割が大きい学校にこそ、多くの人員配置が必要である。児童生徒支援加配という制度の運用の在り方を問う。 答 児童生徒支援加配については、学力の状況を踏まえた学習指導上の課題や、不登校などの生徒指導上の課題を勘案した上で、加配する学校を決定しており、配置した教員はチームティーチングなどに従事することで、児童生徒へのきめ細かな指導を推進している。 [子ども] 子ども習い事応援事業の対象世帯の拡大を 福岡令和会 問 子ども習い事応援事業は、支援の対象世帯が生活保護または児童扶養手当世帯に限定され、利用できる市民はごく一部である。この事業の利用が広がるように、対象を拡大してはどうかと考えるが所見を問う。 答 子ども習い事応援事業は、令和4年度から新たに実施しており、まずは、本年度の事業をしっかりと進めていくこととしており、より多くの対象者に利用してもらえるように努めていく。来年度の方針については、実施状況などを踏まえて検討していく。 このほかの主な質問 ●ふくおか働き方改革推進企業認定事業の推進について ●国民健康保険料および介護保険料の負担軽減について ●スケートボードの振興について ●福岡市が目指す都市像について ●安倍元首相の記帳所設置について ●医療的ケア児者とその家族の支援について ●子ども・若者の自殺対策について 4面 決算特別委員会  決算特別委員会は、前年度の決算に関する議案について審査するために設置する特別委員会です。市長から提出された決算関係議案について、総会と分科会(常任委員会と同じ構成)で、予算が適切に使われたか、事業の成果はどうかなどについて、詳しく審査しています。 決算特別委員会の設置  令和3年度の決算関係議案を審査するため、決算特別委員会を9月5日に設置し(監査委員を除く全議員で構成)、9月20日から10月7日まで審査しました。 委員長 綿貫 英彦(わたぬき ひでひこ) 副委員長 古川 清文(ふるかわ きよふみ) 稲員 稔夫(いなかず としお) 落石 俊則(おちいし としのり) 松尾りつ子(まつお りつこ) 大森 一馬(おおもり かずま) ※9月26日に副委員長が落石俊則(おちいし としのり)議員から飯盛利康(いいもり としやす)議員に代わりました。 決算特別委員会の審査結果  市長から提出された決算関係議案は決算議案21件、関連議案3件の計24件(一般会計1件、特別会計15件、公営企業会計8件)です。総会や分科会で審査した結果、全ての決算関係議案を全員賛成または賛成多数で認定・可決すべきものと決定しました。 各会派の賛否 ■自由民主党福岡市議団  決算関係議案24件全てに賛成 ■公明党福岡市議団  決算関係議案24件全てに賛成 ■福岡市民クラブ  決算関係議案24件全てに賛成 ■日本共産党福岡市議団  一般会計、特別会計10件、公営企業会計7件の議案に反対 ■福岡令和会  決算関係議案24件全てに賛成 ■自民党新福岡  決算関係議案24件全てに賛成 ■緑の党と市民ネットワークの会  一般会計、特別会計11件、公営企業会計7件の議案に反対 意見書  市議会は、国会や関係省庁などへ市民生活に関係のある問題について意見や要望を伝えるため、意見書を提出することができます。本定例会では4件の意見書案を可決しました。全文は市議会ホームページの「会議結果」に掲載しています。 ●地方財政の充実・強化を〈全員賛成〉  地方一般財源総額の確保を図ることなどを要請するものです。 ●教育予算の拡充を〈全員賛成〉  子どもたちの教育環境をさらに改善していくため、地方自治体の教育予算の拡充を要請するものです。 ●地方における女性デジタル人材育成の強力な推進を〈賛成多数〉  自治体規模に合わせた取り組みやすい参考事例の発信や、テレワークが可能な就労先のあっせんなどを行うプラットフォームの構築などを要請するものです。 ●緊急承認制度の運用改善を〈賛成多数〉  国産の新型コロナウイルス感染症の軽症者向け飲み薬などの承認に当たり、緊急承認制度の早急な運用改善を要請するものです。 常任委員会の動き (6月23日から10月11日) 総務財政委員会 「福岡市手数料条例の一部を改正する条例案」ほか6件の議案審査、「非核平和都市宣言の早期実施について」の請願審査 教育こども委員会 「令和4年度福岡市一般会計補正予算案(第3号)」ほか8件の議案審査、「全ての子どもに健やかな育ちの保障を求めることについて」の請願審査 経済振興委員会 「油山市民の森等リニューアル(既存施設等リニューアル)事業に係る契約の締結について」ほか8件の議案審査 福祉都市委員会 「令和4年度市営板付住宅新築工事請負契約の締結について」ほか7件の議案審査 生活環境委員会 「福岡市消防団員の定員、任用、分限、懲戒、服務等に関する条例の一部を改正する条例案」ほか4件の議案審査 特別委員会の動き (6月23日から10月11日) 議会改革調査特別委員会 〇議会基本条例に関する調査 〇議会改革に関する調査 ・議場のⅠCT化について 議員定数調査特別委員会 〇福岡市議会議員の定数および各選挙区選出議員数に関する調査 ※常任委員会・特別委員会での審査・調査の詳細については、毎月発行の議会月報に掲載しています。議会月報は総合図書館、各区の図書館、情報プラザ(市役所1階)などで閲覧できます。また、市議会ホームページの「会議録」にも掲載しています。(議会月報やホームページへの掲載には、3カ月程度を要します。) ※常任委員会・特別委員会は傍聴することができます。(人数には限りがあります。) 問い合わせ先 議会事務局議事課(市役所議会棟8階) 電話711‒4746  FAX733‒5869 議員の資産等報告書等の審査結果  議員の資産等について審査する福岡市政治倫理審査会が8月1日に開催されました。  議員から提出された次の各報告書について、記載事項に疑義がないかなどが審査された結果、「特に指摘すべき事項はない」との審査報告がなされました。 ・資産等報告書 (令和3年12月31日現在所有する資産等) ・所得等報告書 (令和3年分の所得等) ・関連会社等報告書 (令和4年4月1日現在役員等に就任している会社の名称等) ※審査報告書および上記の各報告書は公開しています。閲覧時間は午前8時45分から午後5時30分です。(土・日・祝日・年末年始を除く) 閲覧場所および問い合わせ先 議会事務局調査法制課(市役所議会棟8階) 電話711‒4749  FAX733‒5869 議員の辞職、委員長・委員・会派代表者の交代  9月20日に田中しんすけ(たなか しんすけ)議員の辞職を許可しました。  辞職により会派別の議員数が変更となったため、9月22日に経済振興委員会の委員長が落石俊則(おちいし としのり)議員から飯盛利康(いいもり としやす)議員に代わり、9月28日に議会運営委員会の委員が堀本わかこ(ほりもと わかこ)議員から鬼塚昌宏(おにづか まさひろ)議員に代わりました。  また、9月21日に福岡市民クラブの会派代表者が池田良子(いけだ よしこ)議員に代わりました。 姉妹都市との交流 福岡市議会オークランド市友好訪問団の派遣  姉妹都市締結60周年を迎えたアメリカ・オークランド市に、8月16日から21日までの間、福岡市議会として友好訪問団(団長:伊藤嘉人(いとう よしと)議長)を派遣しました。期間中、市議会や市長への表敬訪問のほか、オークランド・福岡姉妹都市協会との交流や、記念行事への参加などを行いました。 親子議場見学会  7月27日と28日の2日間、主に小学4年生から6年生とその保護者を対象として「親子議場見学会」を開催し、28組の親子が参加されました。議場内の見学や、児童が「議長」や「議員」となる本会議体験を行い、参加した児童からは、議会を体験できて楽しかった、議員の仕事を知ることができてよかった、議会の大切さを知ったといった感想がありました。 ふくおか市議会だより次号は、2月15日発行予定です。 第8回アートを楽しもう! 「平和の門」ほか  松永 真 作 天神西交差点歩道広場(中央区) 市議会ホームページに会議日程や議案、会議結果、議会中継(ライブ・録画)などを掲載しています。 次の議会(定例会)は12月13日開会予定です。日程は、市議会ホームページやTwitter、市役所・区役所・出張所・地下鉄駅構内のポスターでお知らせします。