ふくおか市議会だより153号 令和4年(2022年)8月15日 発行/福岡市議会 編集/議会事務局調査法制課 〒810-8620 福岡市中央区天神一丁目8番1号 電話 711-4749 FAX 733-5869 メールアドレス chosa.CCS@city.fukuoka.lg.jp ホームページアドレス https://gikai.city.fukuoka.lg.jp/ 議会中継アドレス https://smart.discussvision.net/smart/tenant/fukuoka/WebView/rd/council_1.html ツイッターアドレス https://twitter.com/fukuokashigikai 1面 目次 ◆定例会のあらまし、アートを楽しもう!…1面 ◆一般質問…2面 ◆常任委員会の動き、議員定数調査特別委員会など…4面 令和4年第3回福岡市議会(6月定例会) 6月14日から6月22日 ●原油価格・物価高騰等を踏まえた経済対策等のための補正予算案を可決 ●議員定数調査特別委員会の設置に関する決議案を可決 定例会のあらまし  令和4年第3回福岡市議会(6月定例会)を6月14日から6月22日まで開きました。  この定例会では、市長から提出された議案34件を審議し、全て原案通り可決・同意しました。  また、「カーボンニュートラル達成に向けた学校施設のZEB化の更なる推進を求める意見書案」など議員提出議案4件も可決しました。  主な議案の内容は次の通りです。 ●原油価格・物価高騰等を踏まえた経済対策等のための一般会計補正予算(議案第90号)  補正の総額は、38億6455万9千円(増額)です。主な内容は、一般家庭の下水道使用料(基本使用料+従量使用料)の2カ月分を全額免除する予算や、学校および保育所などの給食にかかる食材料費の価格高騰相当分を支援する予算、福岡商工会議所等が取り組む、市内全域の登録店舗で利用可能な電子版プレミアム付商品券(ネクスペイ)の発行を支援する予算の増額などです。〈賛成多数〉 ●福岡市議会議員及び福岡市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部改正(議案第93号)  公職選挙法施行令の一部改正に鑑み、選挙運動用自動車の使用、選挙運動用ビラの作成および選挙運動用ポスターの作成に係る公費負担の限度額を引き上げるものです。〈賛成多数〉 ●福岡市市税条例・福岡市ひとり親家庭等医療費助成条例等・福岡市第3子優遇事業の実施に関する条例の一部改正(議案第96号から第98号)  市民の利便性の向上を図るため、市内で転居する場合等に、住民異動届の提出をもって、原動機付自転車等の軽自動車税、ひとり親家庭等の医療費の助成および第3子優遇事業に係る住所の変更等の申告・届出を省略する等の改正を行うものです。〈第96号は賛成多数、 第97号・第98号は全員賛成〉 ●福岡市地区計画及び集落地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正(議案第106号)  博多駅前三丁目地区地区計画の区域における適正な都市機能と健全な都市環境を確保するため、建築物の用途等に関する事項について新たに条例による制限として定めるものです。〈賛成多数〉  上記の議案のうち、議案第90号・第93号・第96号・第106号に対して日本共産党福岡市議団から、議案第106号に対して緑の党と市民ネットワークの会から、それぞれ反対討論が行われました。 定例会の日程 6月14日 本会議 ●議案(提案理由説明・質疑・常任委員会付託) 6月15日から17日 本会議 ●一般質問 6月20日・21日 常任委員会 ●議案審査等 6月22日 本会議 ●議案(常任委員会委員長報告・討論・採決) ●意見書案・決議案の採決 賛否一覧については、市議会ホームページに掲載しています。 2面・3面 一般質問  6月15日から17日の3日間にわたって一般質問を行いました。一般質問とは市政全般について市の考えなどを聞くもので、23人の議員から質問が行われました。主な内容は次の通りです。 子ども育成、教育など [子ども] 3歳児健診の視覚検査に屈折検査機器の早期導入を 公明党福岡市議団 問 子どもたちの弱視を早期に発見し、適切な治療につなげるため、3歳児健診の視覚検査において、屈折検査機器を早期に導入すべきである。屈折検査機器の有用性に関する認識と早期導入に向けた所見を問う。 答 屈折検査機器による屈折、眼位などの検査は、遠視、乱視等の屈折異常を発見できる有用な検査であると認識しており、屈折検査機器の導入については、引き続き、他都市の状況把握や、健診会場で必要となる実施体制などの課題も含め、検討していく。 [子ども] 避難指示発令で休園が長引く時の保育の在り方の検討を 福岡令和会 問 市は、避難指示発令時の休園について通知を出している以上、保育園が休園しやすい環境づくりを考える必要がある。休園が長引く場合の保育の継続の在り方について検討すべきと考えるが所見を問う。 答 避難指示発令に伴う休園時の対応の検討には、保育を提供する対象者の考え方や安全に保育をする施設の確保など課題がある。休園が長期にわたる場合等の保育の必要性は認識しており、今後、休園時の保育の在り方について、課題などを検討していく。 [子ども] ケアリーバーに対する継続的支援を 公明党福岡市議団 問 誰かに頼れず孤立し不安定になりがちなケアリーバー(児童養護施設などへの入所措置や里親委託が解除された者、いわゆる社会的養護経験者)に、これまで生活の場だった施設において、自立後もサポートできる体制や定期的に訪問する支援があってもいい。マンパワーを支援する議論が望まれるが所見を。 答 本年度から児童養護施設にも自立支援担当職員を配置し、定期的な訪問による支援を行うなど継続的なアフターケアの充実とともに、心理療法担当職員も増員し、訪問も含め、施設による心理的サポートの強化を図っており、今後もしっかりと取り組む。 [子ども] 医療的ケア児・者への支援の充実を 福岡令和会 問 医療的ケア児・者の暮らしの現状は非常に厳しく、元気なまち福岡市のイメージからは程遠い。本市として、国任せではなく、市民と一緒に考え、より良い施策を作ってもらいたいと考えるが所見を問う。 答 子どもを安心して生み育てられる環境づくりに向けては、医療的ケアが必要な児を社会全体で支え、個々の状況に応じて適切に支援していくことが重要である。今後とも、本人や家族の話を聞きながら、関係機関と連携して、しっかりと取り組んでいく。 [子ども] 保育園や幼稚園で視力スクリーニング検査を 自由民主党福岡市議団 問 視力は、視神経の構築が大体7歳ぐらいで完成するため、その前の段階で訓練をしておけば、弱視は治る見込みがある病気とのことである。市内の子どもたちの多くが通う保育園や幼稚園での検査は、3歳児健診で漏れた子どもたちへの対応につながり、疾病に対する早期対処にもなると考えるが所見を問う。 答 保育所などにおいて、簡易な視力検査によりスクリーニングを実施することは、疾病などの早期発見に資するものであり、対応を検討していきたい。 [子ども] 子ども習い事応援事業の充実と検証を 無所属 問 子ども習い事応援事業は、次年度以降、継続するか否かを判断するための事業検証・事業評価が極めて重要である。何をもって目標達成とすべきか。その事業評価指標や数値を明確に定めておく必要があると思うが、効果検証の在り方と併せて所見を。 答 本事業については、まずは本年度、事業をしっかりと進めていくこととしている。効果については、クーポンの利用状況や、利用者や事業者へのアンケート結果などを踏まえ、検証していく。 [教育] 都市の成長と教育の充実の好循環を図るべき 公明党福岡市議団 問 教育環境の充実により人材が育ち、都市の発展につながる。都市の成長で過大規模校が発生するなら教育環境の充実を図るべき。過大規模校の西高宮小学校も、建て替え等あらゆる手法による校舎整備が必要だが所見を。 答 過大規模校も含む全ての学校において、良好な教育環境の確保と維持・改善は、大変重要である。西高宮小学校についても、第2運動場の協議を進めるとともに、将来的な校舎建て替えも視野に入れ、児童数に応じた施設整備を行っていく。 [教育] 生徒や教員、部活動指導員にとって望ましい環境の構築を 福岡市民クラブ 問 部活動指導員の数を増やす取り組みに加え、技術力や競技力向上のための研修の開催などを行い、どのような学校にも対応できるように部活動指導員を配置する取り組みをしてもらいたいが所見を問う。 答 部活動指導員については、平成30年度から学校への配置をスタートし、これまでの5年間で33名を増員することで教員の負担軽減と生徒の技術力の向上を図ってきた。今後も、部活動指導員の研修の内容をさらに工夫し、部活動の充実に努めていく。 商工業、観光、文化、農林水産業、港の整備など [観光] 地域経済の回復に向けた観光とMICEの戦略的推進を 自民党新福岡 問 観光・MICEにおいてあらためて選ばれるまちとなるには、これまで以上に受け入れ環境の充実や魅力発信のほか、観光とMICE誘致が連動した体制の強化が必要である。観光・MICEに向けた意気込みを問う。 答 段階的な外国人観光客の受け入れの拡大に対応するため、まずは、安全・安心な受け入れ環境の充実を図っていく。今後さらに、観光コンテンツの造成と魅力の発信を進めるとともに、九州各都市との連携を強化し、観光・MICEの振興に努めていく。 [観光] 持続可能な観光地の実現に向けて明確なビジョンを 福岡市民クラブ 問 付加価値ある観光地を作り上げるため、観光地ごとにビジョンを設定し、達成するためどういう体制で臨むのか。現在、改訂作業中の観光・MICE推進プログラムにそういった点も反映し、将来像が見える観光施策を進めてもらいたいが所見を問う。 答 本市は、観光・MICEの振興に積極的に取り組んできた。今後とも、観光を取り巻く国内外の動きや変化を的確に捉え、地域や事業者とも連携し、持続可能な観光振興に取り組んでいく。 [農林] 食料安全保障に関して先取りの取り組みを 自由民主党福岡市議団 問 自由民主党の「食料安全保障に関する検討委員会」が中間報告をまとめた。国においても、食料安全保障の分野の議論が今後動いていくだろうと見受けられる。本市としては、先取りの取り組みをお願いしたいが所見を。 答 食料安全保障の強化は、国全体の重要な課題と認識している。本市においても食の安全・安心の確保や農業の持続的な発展が重要である。食の安全確保に取り組む農業者の支援とともにスマート農業の推進等により農業の持続的な発展を目指していく。 社会福祉、保健衛生、住宅、建築、都市計画、公園など [福祉] 民生委員活動をサポートして産学官民で高齢者の見守りを 自民党新福岡 問 高齢者等の見守り活動には、民生委員をはじめ地域の力だけでは限界がある。高齢者が安心して生活できるように、産学官民の取り組みをもう一歩進め、地域住民だけではなく民間企業などさまざまな主体の力を生かした支援を進めてほしいが所見を問う。 答 今後の持続可能な社会に向け、産学官民が連携したオール福岡の取り組みをさらに進めることは大変重要である。さらなる企業との連携強化など、さまざまな主体の参画による重層的な見守り体制の充実を図っていく。 [交通] 南区南西部における抜本的な交通対策を 日本共産党福岡市議団 問 南区の長住・花畑・柏原方面から大橋方面行きの西鉄バスが土日祝日にはない。当該便の運行を西鉄に強く要求すべき。西鉄が運行しないのであれば、本市が独自にコミュニティバスを運行すべきだが所見を問う。 答 土日祝日の当該バス便の運行については、交通事業者に働きかけていく。本市が主体となったバスの運行については課題が多いと考えている。引き続き、地域の実情などを踏まえながら、交通事業者と連携して、バス路線の維持・充実に取り組んでいく。 [都市計画] 市街化調整区域における有料老人ホーム設置について問う 自由民主党福岡市議団 問 市は、市街化調整区域における有料老人ホームの設置に当たり、開発審査会附議基準に記載が無いことを開発申請者に求めている。開発申請者の負担となっており、透明性の確保の観点からも問題と考えるが所見を問う。 答 開発許可申請の審査に当たり、附議基準への適合を判断するため、開発申請者に資料等を求めている。より分かりやすく明確な附議基準となるように、他都市調査の結果を参考に、有料老人ホームの附議基準の検討を進めているところである。 [保健] 健康寿命の延伸に向け「やせ」を減らす取り組みを 福岡市民クラブ 問 「やせ(BMI18.5未満)」という危険リスクを早々に軽減する必要がある一方、「やせている」ことは多くの女性が理想としているため、なかなか理解されない。「やせ」の間違った概念を取り払い、正しく導くための取り組みについて所見を問う。 答 女性の「やせ」については、骨粗しょう症や筋肉量の低下だけでなく、子どもの健康面への影響も大きく、エビデンスに基づいた正しい知識の啓発を行うとともに、SNS(ソーシャルネットワーキングサービスの略で、登録された利用者同士が交流できるWebサイトのサービス)なども活用した発信や広報に努めていく。 環境、道路、下水道、河川、消防、水道、地下鉄など [河川] 七隈川の水害対策を 日本共産党福岡市議団 問 七隈川は過去に大きな災害が起きており、今なおその危険性が指摘されている。未完了の整備を急ぐとともに、一時貯留施設を造り水害を防ぐべき。併せて、七隈川流域の水害情報はハザードマップ(災害時の避難(場)所や公的機関の所在地、災害危険箇所などの地図情報と風水害、地震に関しての啓発情報を記したもの)に掲載されておらず、明記すべきではないか。 答 本市は、河川改修などによる総合的な治水対策を着実に進めるとともに、洪水ハザードマップなど水害リスク情報の充実や市民への周知に取り組んでおり、今後とも、災害に強いまちづくりを進めていく。 [環境] エシカル消費の推進を 緑の党と市民ネットワークの会 問 食べ物や電力も安全な物を選ばなければならない時代であるが、エシカル消費は、市民にはまだ浸透していない。エシカル消費の説明と環境分野における取り組みを問う。 答 エシカル消費とは、環境・人・社会・地域などに配慮した消費行動のことである。その環境分野における取り組みとしては、エコマーク認定商品や詰め替え商品などの環境配慮型商品のさらなる普及・購入に向け、市ホームページなどを活用した広報啓発を実施している。 総合計画、国際交流、財政、地域コミュニティ、防災など [スポーツ] パピオアイスアリーナの再開に向け支援の具体的な検討を 自由民主党福岡市議団 問 公共だけで全てのスポーツ施設を整備することは困難であり、民間施設との機能分担が大切である。九州でも代替施設が無いスケートリンク施設であるパピオアイスアリーナの再開に向けて、支援の具体的な検討を進めるべきだが本市の意気込みを問う。 答 パピオアイスアリーナについては、運営事業者が再開の判断をなされ、市および県に支援要請があった際には、要請内容を踏まえ、設備更新経費の一部助成など具体的な支援について、スピード感を持って検討していく。 [人権] ヘイトスピーチを許さずその解消に向けた取り組みを 福岡市民クラブ 問 特定の民族や国籍の人々を排斥する差別的言動(ヘイトスピーチ)の増加は各方面から指摘されている。ヘイトスピーチを許さず、その解消に向けた取り組み推進への基本姿勢を問う。 答 ヘイトスピーチは、人々に不安や嫌悪感を与えるだけではなく、差別を助長することにもつながりかねないものであり、許されないと認識している。引き続き、ヘイトスピーチ解消法の趣旨を踏まえながら、国や県などの関係機関と連携し、解消に向けた啓発や相談対応に取り組む。 [総合計画] 市民や議会を無視したIR誘致は許されない 緑の党と市民ネットワークの会 問 IR((特定複合観光施設)カジノ施設、会議場施設、宿泊施設などが一体となっている施設であって、民間事業者が設置および運営をするもの)誘致の動きが報じられ、市民が不安に感じている。整備の費用はいくらで誰が負担するのか、市民も議会も全く議論がないままで民間事業者やその周辺の民間が勝手に議論を進めることが許されるのか所見を問う。 答 IRの誘致については検討を行っておらず、事業の計画は、民間企業が独自に検討したもので、内容は承知していない。IR区域の認定に当たっては、法令等に基づきさまざまな手続きが必要で、国への認定申請は終了し、福岡市は申請していない。 [消費者] スマートフォンの不正利用による被害防止のための広報を 福岡令和会 問 どんな世代でも、スマートフォンを乗っ取られ、身に覚えのない請求で被害に遭うことが考えられる。市民が被害に遭う状況を放っておくことはできない。少しでも被害を抑える広報が必要ではないかと思うが所見を。 答 不審メールへの対応やキャリア決済での注意事項などについて出前講座を実施するとともに、市政だより、市ホームページで広く注意喚起や啓発を行っている。トラブルに遭ったときは、すぐに消費生活センターに相談してもらえるように周知に努める。 [市政運営] 7区の均衡ある発展という視点を持って市政運営を 自由民主党福岡市議団 問 本市はさまざまな分野で着実に取り組みを進めており、都市全体としては一定の成果を上げてきたが、地域ごとに不均衡があるのではないか。市域全体の発展に向けた取り組みについてどのように考えているのか。 答 7区においては、都心部を抱える区や住宅地を多く抱える区などそれぞれの特徴があるが、今後とも地域の資源や特性を生かした魅力あるまちづくりに取り組むとともに、計画的な都市機能の更新・強化を進めながら、市域全体の発展に取り組んでいく。 [財政] 福岡市議会社会科特別授業の予算の執行について問う 無所属 問 福岡市議会社会科特別授業は、良い事業であるが、実施体制に課題があると思っている。全議員が参加し意見を言う場を担保し、その中で決め事をしないといけないと思うが、そのような意味で、予算の執行について所見を問う。 答 議会の所掌に係る事項に関する予算は、議会事務局長が補助執行することとされており、社会科特別授業の経費については、議会事務局において適切に執行されているものと認識している。 このほかの主な質問 ●留守家庭子ども会について ●学校におけるSDGs教育の推進について ●友泉中学校の過大規模校問題について ●カスタマーハラスメント(悪質クレーム)対策について ●単身高齢者の支援について ●福岡市営住宅で快適に暮らすための課題について ●庁用車の脱ガソリン化の取組みについて 4面 常任委員会の動き (5月21日から6月22日) 総務財政委員会 「福岡市市税条例の一部を改正する条例案」ほか6件の議案審査、「須崎公園改修の公共事業を顧みて市民への説明責任を果たせる仕組みをつくることについて」ほか1件の請願審査 教育こども委員会 「福岡市第3子優遇事業の実施に関する条例の一部を改正する条例案」ほか2件の議案審査 経済振興委員会 「令和4年度福岡市一般会計補正予算案(第2号)」ほか2件の議案審査、「消費税インボイス制度の実施中止を求める意見書議決について」の請願審査 福祉都市委員会 「福岡市ひとり親家庭等医療費助成条例等の一部を改正する条例案」ほか17件の議案審査 生活環境委員会 「令和4年度福岡市下水道事業会計補正予算案(第1号)」ほか4件の議案審査 特別委員会の動き (5月21日から6月22日) 議会改革調査特別委員会 〇議会基本条例に関する調査 〇議会改革に関する調査 ・議場のICT化について ※常任委員会・特別委員会での審査・調査の詳細については、毎月発行の議会月報に掲載しています。議会月報は総合図書館、各区の図書館、情報プラザ(市役所1階)などで閲覧できます。また、市議会ホームページの「会議録」にも掲載しています。(議会月報やホームページへの掲載には、3カ月程度を要します。) ※常任委員会・特別委員会は傍聴することができます。(人数には限りがあります。) 問い合わせ先 議会事務局議事課(市役所議会棟8階) 電話711‒4746  FAX733‒5869 意見書  市議会は、国会や関係省庁などへ市民生活に関係のある問題について意見や要望を伝えるため、意見書を提出することができます。本定例会では3件の意見書案を可決しました。  要旨は次の通りです。全文は市議会ホームページの「会議結果」からご覧いただけます。 ●カーボンニュートラル達成に向けた学校施設のZEB化の更なる推進を〈全員賛成〉  「環境を考慮した学校施設(エコスクール)事業」では、「エコスクール・プラス」に認定された学校が、施設整備の際、関係省庁から補助事業の優先採択などの支援を受けることができます。また、「地域脱炭素ロードマップ」に基づく脱炭素先行地域などの学校のうち、ZEB Readyを達成する事業に対し、文部科学省からの国庫補助単価の加算措置の支援が行われています。カーボンニュートラル達成のために、より多くの学校での事業実施が重要です。よって、学校施設に関するZEB化の新たな技術の開発や周知を行うことおよび、より多くの学校がエコスクールの整備に取り組むことができるように事業予算額を増額することを要請するものです。 ●非核三原則の堅持及び核兵器廃絶に向けて主導的な役割を〈賛成多数〉  核兵器を「持たず」「作らず」「持ち込ませず」という非核三原則は、昭和46年、衆議院本会議において採択され、その後も国会では「非核三原則を国是として堅持する」との決議が5回にわたり採択されています。現在、ウクライナに侵攻したロシアによる核兵器使用の威嚇など、核の脅威が増す中、日本は唯一の戦争被爆国として、核兵器の無い世界の実現に向けて国際社会をリードしていく責務があります。よって、政府が非核三原則を堅持するとともに、核兵器廃絶に向けて主導的な役割を果たすように要請するものです。 ●学校給食費の無償化を〈賛成多数〉  新型コロナウイルス感染症の感染拡大や物価高騰により家計が圧迫され、福岡市では、経済的理由で給食費の支払いができなかった世帯数が全国調査の数字を上回っています。学校給食は、児童および生徒の心身の健全な発達や食育のために重要な役割を果たすものであり、憲法第26条第2項で「義務教育は、これを無償とする」と定められていることからも無償とすべきですが、コロナ禍により地方自治体の財政余力は乏しく、全ての学校での給食費無償化実施には国の関与が必要です。よって、早急に学校給食費の全国一律無償化の実現に向けて取り組むように要請するものです。 請願 6月定例会で結論が出た請願 不採択 ○須崎公園改修の公共事業を顧みて市民への説明責任を果たせる仕組みをつくることについて ○樹木を扱う公共工事における市民への説明とルールづくりについて 議員定数調査特別委員会  6月22日の本会議で新たに議員定数調査特別委員会(定数12人)を設置しました。付託事項および委員は次の通りです。 付託事項  福岡市議会議員の定数および各選挙区選出議員数に関する調査 委員長 南原 茂(なんばら しげる) 副委員長 大石 修二(おおいし しゅうじ) 委員 堤田 寛(つつみだ かん) 川上 陽平(かわかみ ようへい)  阿部 真之助(あべ しんのすけ) 松野 隆(まつの たかし)  天野 こう(あまの こう) 福田 まもる(ふくだ まもる) 中山 郁美(なかやま いくみ) 荒木 龍昇(あらき りゅうしょう) 近藤 里美(こんどう さとみ) 落石 俊則(おちいし としのり) ※委員名は議席番号順です。 全国市議会議長会表彰  永年にわたり市政の発展に尽くした功績により、全国市議会議長会で次の議員が表彰され、6月14日の本会議において表彰状を伝達しました。  また、市長から感謝状が贈られました。 議員在職15年表彰 池田 良子(いけだ よしこ)       今林 ひであき(いまはやし ひであき)    綿貫 英彦(わたぬき ひでひこ) 福田 まもる(ふくだ まもる) 飯盛 利康(いいもり としやす) 田中 しんすけ(たなか しんすけ) ※議員名は年齢順です。 会派代表者の交代  6月7日付で自民党新福岡の会長に飯盛利康(いいもり としやす)議員が就任しました。 応援しよう!アビスパ福岡 ベスト電器スタジアム(博多区東平尾公園)での試合予定(11月14日まで) 以下は試合日、開始時間、対戦相手の順です。 8月20日(土曜日) 午後7時 川崎フロンターレ 9月3日(土曜日)または9月4日(日曜日) 未定 名古屋グランパス 9月7日(水曜日) 未定 ヴァンフォーレ甲府 9月17日(土曜日)または9月18日(日曜日) 未定 清水エスパルス 10月1日(土曜日)または10月2日(日曜日) 未定 ヴィッセル神戸 10月29日(土曜日) 未定 柏レイソル ※日程は変更となる場合があります。事前にアビスパ福岡ホームページでご確認ください。 ふくおか市議会だより次号は、11月15日発行予定です。 第7回アートを楽しもう! 「ソフィー」 朝倉 響子 作 アミューズ高宮広場(南区) 市議会ホームページに会議日程や議案、会議結果、議会中継(ライブ・録画)などを掲載しています。 次の議会(定例会)は9月の予定です。日程は、市議会ホームページやTwitter、市役所・区役所・出張所・地下鉄駅構内のポスターでお知らせします。