ふくおか市議会だより140号 令和2年(2020年)2月1日 発行/福岡市議会 編集/議会事務局調査法制課 〒810-8620 福岡市中央区天神一丁目8番1号 電話 711-4749 FAX 733-5869 メールアドレス chosa.CCS@city.fukuoka.lg.jp ホームページアドレス https://gikai.city.fukuoka.lg.jp/ 議会中継アドレス https://smart.discussvision.net/smart/tenant/fukuoka/WebView/rd/council_1.html 1面 目次 ◆定例会のあらましなど…1面 ◆一般質問…2面 ◆決算特別委員会の審査からなど…4面 令和元年第5回福岡市議会(12月定例会) 12月10日から12月18日 ●マイナンバー制度対応経費の増額を含む一般会計補正予算案を可決 ●議会改革調査特別委員会の設置に関する決議案を可決 定例会のあらまし  令和元年第5回福岡市議会(12月定例会)が12月10日から12月18日まで開かれました。  この定例会では、市長から提出された議案57件が審議され、全て原案通り可決・同意されました。  このほか、平成30年度決算関係議案24件が認定・可決されました。  また、「議会改革調査特別委員会の設置に関する決議案」など議員提出議案2件も可決されました。  主な議案の内容は次の通りです。 ●マイナンバー制度対応経費の増額等のための一般会計補正予算(議案第94号)  補正の総額は1億2986万3千円(増額)です。主な内容は、マイナンバーカードの利活用の促進に係る経費の追加や七隈川の護岸改良に係る経費の増額などです。〈賛成多数〉 ●福岡市営住宅条例の一部改正(議案第112号)  公営住宅を取り巻く状況等に鑑み、連帯保証人に関する規定を削除するものです。〈全員賛成〉 ●公の施設に係る指定管理者の指定(議案第114号から第140号)  児童心理治療施設や市民センターなどの公の施設について、施設の管理を行わせる指定管理者を指定するものです。〈全員賛成15件、賛成多数12件〉 ●博多区新庁舎整備等事業に係る契約の締結(議案第143号)  耐震性能が不足している現博多区庁舎を建て替え、隣接する藤田公園と一体的に再整備するための設計・工事等に係る契約を締結するものです。〈賛成多数〉  上記の議案のうち、議案第94号・第120号から第122号・第129号・第131号・第132号・第135号から第139号・第143号に対して日本共産党福岡市議団から、議案第94号・第125号・第132号・第135号から第139号に対して緑と市民ネットワークの会から、議案第143号に対して無所属議員1人からそれぞれ反対討論が行われました。 定例会の日程 12月10日 本会議 ●平成30年度決算関係議案(決算特別委員会委員長報告・討論・採決) ●議案(提案理由説明・質疑・常任委員会付託) 12月11日から13日 本会議 ●一般質問 12月16日・17日 常任委員会 ●議案審査等 12月18日 本会議 ●議案(常任委員会委員長報告・討論・採決) ●意見書案・決議案の採決 2面・3面 一般質問  12月11日、12日、13日の3日間にわたって一般質問が行われました。一般質問とは市政全般について市当局の考えなどを聞くもので、23人の議員が質問を行いました。主な内容は次の通りです。 高齢者を住宅火災から守るための対策の拡充を 公明党福岡市議団 問 住宅用火災警報器について、高齢者宅における設置率向上のため、地域包括支援センターなどとの連携により、さらなる啓発などに取り組むべきと考えるが所見を問う。 答 昨年度から、消防職員が地域包括支援センター職員に対して防火講話を実施している。今後も高齢者と接する機会をとらえて、助成制度の周知や同警報器の設置、維持管理、火災予防の啓発等を行ってもらうように、同センターとの連携を強化していく。 高宮駅前広場の維持管理に行政の関わりを 自由民主党福岡市議団 問 西鉄高宮駅の駅前広場は、行政と地域が一体となって再開発事業に取り組んできた当初の思いからすれば、行政が地域とともに今後も維持管理に関わるべきと考えるが所見を問う。 答 西鉄高宮駅の駅前広場については、供用開始から30年以上が経過し、施設の老朽化や路面の汚れなどが目立ってきた。維持管理については、時代の流れに伴う価値観の多様化等も踏まえ、地域の意見をしっかりと受け止めながら取り組んでいく。 災害に強いまちづくりへの取り組みを 自民党新福岡 問 災害に対しては、ソフト・ハード両面の対策が必要であり、日ごろからの十分な備えと、いざというときに自助、共助、公助の力を結集していくことが重要である。災害に強いまちづくりへの取り組みについて所見を問う。 答 河川改修に加え、博多駅や天神周辺地区では、大規模な雨水貯留施設の整備などに取り組んでいる。また、地域等での防災訓練の支援や、避難所運営エキスパートの養成などにより、地域防災力の向上に取り組んでいる。 「桜を見る会」への市長の参加の是非を問う 日本共産党福岡市議団 問 「桜を見る会」は、公的行事を私物化し、税金を使って選挙活動をしていたという事実上の買収行為であり、公職選挙法違反である疑惑が深まっている。市長がこのような会に参加することに市民の理解は得られず、問題があるのではないか。 答 「桜を見る会」は内閣総理大臣主催の伝統ある公式行事で、市長として招待されることは名誉なことであるが、会の在り方は、今後国において適切に検討がなされるものと考えている。 電動キックボードの規制緩和の提案の撤回を 日本共産党福岡市議団 問 電動キックボードの運転許可は、全国一律に定めるべきもので、特例を作って良いものではない。今回提案した規制緩和は、市民の安全を脅かしてまで、大企業のもうけ口をつくるものであり、撤回すべきではないか。 答 ラストワンマイル(特に駅やバス停に到着してから最終目的地までの移動)や生活交通の維持等の交通課題が想定される中で、手軽で安全な移動手段としての電動キックボードは、課題解決の一助になると考え、国家戦略特区制度を活用して、規制緩和を提案したところである。 市内在住のアスリートへの支援を 福岡市民クラブ 問 市民スポーツ賞受賞者の中から、将来、日本を代表するトップアスリートを誕生させるような工夫が必要である。他都市のようにトップアスリート支援事業に取り組んでほしいが所見を問う。 答 アスリートや競技者への支援については、これまでもスポーツ大会の開催や全国大会出場への一部助成などを行っている。トップアスリートへの支援は、他都市の取り組みなども参考に、その在り方も含め、今後研究していきたいと考えている。 悪質な客引きを許さない安全なまちづくりを 自由民主党福岡市議団 問 客引きの実態調査の結果では、時間帯によっては多くの客引きがおり、まちの環境悪化や治安の低下などを招く恐れがある。県と協議を行っていくとのことであるが、その検討状況を問う。 答 現在、県および県警、同じ客引き問題で課題を抱える北九州市、久留米市が参加した5者による検討会が立ち上がり、これまで2回にわたって会議が開催され、規制の在り方や県警との連携の在り方など、悪質な客引き対策について検討を行っている。 公民館と自治協議会・自治会・町内会との連携を 自民党新福岡 問 共創の地域コミュニティづくりにおいては、公民館と自治協議会等が、それぞれの実施予定の事業について、目的や対象者などを情報共有し、実施に当たって工夫と連携を高めていく必要があると考えるが所見を問う。 答 自治協議会や自治会・町内会などと公民館・区役所が連携し、地域の実情に応じた取り組みを進めることが重要である。今後とも、持続可能な地域コミュニティづくりに向けて取り組んでいく。 北崎地区への光通信回線の整備を 自由民主党福岡市議団 問 これからの社会において、通信環境の充実は必須であるが、北崎地区は、市内の離島を除く地域では唯一光通信回線が整備されていない。通信事業者との協議はどのような状況か、また、どのように考えていくのか。 答 通信事業者からは事業採算性の観点から、民間単独での整備は難しいとの回答を受けている。通信インフラの充実は、北崎地区の産業活性化等のために必要と認識しており、令和2年度の予算編成の中で検討していく。 ふるさと納税に体験型返礼品の導入を 福岡令和会 問 令和の時代は、モノからコトへと生活者の興味が進化している。ふるさと納税において本市でないと成立しない体験型返礼品を打ち出すことで、他の市町村と差別化できるのではないかと考えるが所見を問う。 答 ふるさと納税の返礼品については、今般の制度改正により、条件が明確化されたことから、公募の実施により、モノだけではなく、コトの返礼品も加えるなど、種類・品数ともに充実を図っていく。 スポーツ環境の充実を 自由民主党福岡市議団 問 球技場の利用率も高い中、屋外で天候に左右されずに使える人工芝のグラウンドがあれば効率的な施設運営にも寄与する。舞鶴公園の球技場の移転を考える場合に人工芝を検討の対象とするなど、今後のスポーツ環境の充実への所見を問う。 答 スポーツの振興を図る上でスポーツをする場や機会の充実は大変重要である。今後も、ソフト・ハード両面から気軽にスポーツに親しむことができる環境の充実に取り組んでいく。 入札制度の問題について問う 無所属 問 予定価格5億円以上の建築工事において、1者入札の場合は落札率100%に近いものが多いが、複数の者が入札した場合は最低価格90%での落札が多い。入札制度の見直しについてどのように行うのか。 答 総合評価方式については、それまでの同方式の取り組みの検証を行い、その結果、一部の項目については既に8月に制度の改定を行った。同方式については、最低制限価格の在り方についても検討を進めていく。 計画的な学校整備を 福岡令和会 問 西都地区および照葉地区における学校整備計画は、長期推計の視点を持った計画になっていない。まちづくり関係局と積極的に連携し、中長期推計の作成に取り組んでほしいが所見を問う。 答 人口急増により過大規模校となる学校がある一方で、市全体としては児童数の減少が見込まれ、中長期的な視点を持って整備を進める必要がある。中長期推計も含めた児童生徒推計の改善について、今後も関係局と連携しながら検討していく。 公立夜間中学校の設置を 福岡市民クラブ 問 千代中学校で行われている自主夜間中学「よみかき教室」では、本年度に入り問い合わせが多くなっていると聞く。本市においても公立夜間中学設置を進めるべきと考えるが、国が示す方針と、今後の取り組みを尋ねる。 答 指定都市への設置推進方針については、子供の貧困対策に関する大綱の中で「全ての指定都市において夜間中学が設置されるよう促進する」という内容が盛り込まれた。今後も引き続き積極的な情報収集に努めていく。 生きる力を育むための読書環境の充実を 緑と市民ネットワークの会 問 読解力は学力の基本。読書力、創造力、生きる力を育てる学校教育や生涯学習の充実として、学校を含めた図書館の在り方、市民にとっての読書環境の充実を図ることへの所見を問う。 答 児童生徒が主体的・意欲的に読書活動や学習活動を進め、豊かな心の育成と学力向上を図っていけるように、学校図書館の機能を充実させていく。また、公共図書館においては、新たな学び・情報・交流の拠点となる図書館を目指していく。 児童虐待の根絶に向けた取り組みを 公明党福岡市議団 問 児童虐待による死亡事故が相次いでいる。本市の子どもたちが虐待を受けることなく健やかに成長していけるように、児童虐待の根絶に向けての所見を。 答 各区に子育て世代包括支援センターを設置するなど、児童虐待の防止に向け取り組みを強化してきた。今後とも、関係機関等と連携を図り、支援が必要な家庭にはこども総合相談センター等を中心に早期に支援を開始し、子どもの虐待防止に向け全市を挙げて取り組んでいく。 保育士確保のための支援を 福岡市民クラブ 問 幼保無償化に伴い、保育ニーズはさらに増加することが見込まれる。地域枠のある企業主導型保育所の保育士への支援制度対象の拡大、潜在保育士の発掘や育成支援の仕組みの構築など、実態に合わせた制度の拡大を検討すべきと考えるが所見を問う。 答 企業主導型保育施設などからの要望を受け、保育人材の確保策について検討を行っている。今後とも、潜在保育士の実情等も踏まえ、必要な取り組みを進めていく。 中長期における保育需要を見通した保育行政を 無所属 問 女性就業率や就学前児童がいる世帯の共働き率が高止まりとなる時期について見通しを持つことは、中長期の保育行政に欠かせない視点である。今後、就学前児童数と就学前児童がいる世帯の共働き率が、どう推移していくと予測しているのか。 答 就学前児童数は、微減傾向で推移すると見込んでいるが、女性就業者数が増加傾向で推移しており、就学前児童がいる共働き世帯の割合は、増加していくものと考えている。 奈多地区ヘリポートの問題は市も責任を持って対応を 緑と市民ネットワークの会 問 奈多地区ヘリポートでは県警に大型ヘリが導入されると報道されているが、その際には環境影響評価の再実施が必要ではないか。また、新たな状況に対する住民説明を国等に要請すべきと考えるが所見を問う。 答 環境影響評価の再実施については、条例等において要件が規定されており、大型ヘリの導入は該当しないと考えている。また、周辺住民への説明は、事業者において適切に対応されるものと考えている。 セントラルパーク構想の実現に向けた取り組みを 自由民主党福岡市議団 問 セントラルパーク構想の実現に向けては、舞鶴公園や大濠公園の特性やポテンシャルを最大限生かしていくべきと考える。今後もスピード感を持って、さまざまな取り組みを積極的に推進してほしいが所見を問う。 答 舞鶴公園や大濠公園は、歴史や文化を感じられ、都心に近い貴重なオープンスペースという公園の特徴を最大限に生かして、魅力的な公園となるようにセントラルパーク構想の実現に向けて取り組んでいく。 民生委員の業務の見直しと活動費の増額を 福岡令和会 問 民生委員は、無給のボランティアだが、活動内容はボランティアの域を超えている。民生委員のさらなる業務の見直しに加えて、活動費を増額すべきと思うが所見を問う。 答 民生委員の負担軽減に向け、業務のさらなる見直しに加え、各種団体からの調査依頼の精査など不断の見直しに努めていく。また、活動費は、社会情勢の変化等を踏まえ、民生委員の活動実態に即したものとしていく必要があると考えている。 市民の財産である街路樹の維持管理にどう取り組むのか 公明党福岡市議団 問 市民の財産としての街路樹について、これからの本市の街路樹とまちづくりの羅針盤になる「街路樹の総合マネジメント」の策定が必要と考えるが所見を。 答 平成21年に新・緑の基本計画を策定し、道路の緑化については、緑の連続性を持たせた風景づくりを行うことなどを施策の基本的な考え方としている。今後、予定している同計画の改定において、街路樹を含む街路空間の緑化の在り方についても検討していく。 JR新駅の設置要望に対してどのように取り組むのか 福岡令和会 問 九大箱崎キャンパス跡地のまちづくりこそ、行政主導で行われる唯一のまちづくりである。今回地元から要望があったJR新駅設置は、貝塚駅周辺の基盤整備と併せて、しっかりと取り組んでほしいが所見を問う。 答 九大跡地利用4校区協議会から受けたJR新駅設置の要望については、引き続きJR九州をはじめとする関係者としっかりと協議を進めるとともに、新たな活力・交流を創造する貝塚駅周辺の基盤整備に取り組んでいく。 このほかの主な質問 ●ブラック校則について ●災害時の文化財保護について ●外国人材の獲得について ●福岡100プロジェクトについて ●子ども医療費の助成拡大について ●外国人観光客向け乗車券について ●セントラルパーク整備に関し、緑地の保全と拡大について 意見書  市議会は、国会や関係省庁などへ市民生活に関係のある問題について意見や要望を伝えるため、意見書を提出することができます。本定例会では1件の意見書案が可決されました。 ●令和元年台風第19号等からの復旧・復興に向けた対策を〈全員賛成〉 常任委員会の動き (9月25日から12月18日) 総務財政委員会 総合計画、国際交流、財政、地域コミュニティ、防災など 「博多区新庁舎整備等事業に係る契約の締結について」ほか10件の議案審査など 教育こども委員会 子ども育成、教育など 「福岡市立児童心理治療施設に係る指定管理者の指定について」ほか12件の議案審査など 経済振興委員会 商工業、観光、文化、農林水産業、港の整備など 「令和元年度福岡市一般会計補正予算案(第3号)」ほか5件の議案審査など 福祉都市委員会 社会福祉、保健衛生、住宅、建築、都市計画、公園など 「福岡市営住宅条例の一部を改正する条例案」ほか22件の議案審査など 生活環境委員会 環境・ごみ・リサイクル、道路、下水道、河川、消防、水道、地下鉄など 「福岡市道路照明灯一括LED化ESCO事業に係る契約の締結について」ほか6件の議案審査など 特別委員会の動き (9月25日から12月18日) 交通対策特別委員会 都心部(副都心およびウォーターフロント地区を含む)における道路交通の円滑化に関する調査  ・交通混雑対策について 少子・高齢化対策特別委員会 高齢化対策に関する調査「高齢者保健福祉施策の実施状況について」  ・超高齢社会への対応について ※常任委員会・特別委員会での審査状況の詳細については、毎月発行の議会月報に掲載しています。議会月報は総合図書館、各区の図書館、情報プラザ(市役所1階)などで閲覧できます。また、市議会ホームページの「会議録」にも掲載しています。(ホームページへの掲載には、約3カ月を要します。) ※常任委員会・特別委員会は傍聴することができます。(人数には限りがあります。) 問い合わせ先 議会事務局議事課(市役所議会棟8階) 電話711-4746 FAX733-5869 台風第19号に伴う災害へ義援金  12月10日、福岡市議会は、令和元年台風第19号に伴う災害に対し、全国市議会議長会に義援金62万円(各議員が1万円ずつ拠出)を送りました。 4面 決算特別委員会の審査から  平成30年度の決算を審査するため決算特別委員会が10月2日から21日まで開かれました。  市長から提出された決算関係議案は決算議案21件、関連議案3件の計24件(一般会計1件、特別会計15件、公営企業会計8件)です。総会や分科会で審査した結果、全ての決算関係議案を全員賛成または賛成多数で認定・可決すべきものと決定し、12月定例会に報告しました。 ※詳細については、市議会ホームページや市ホームページ、区役所、情報プラザ等で閲覧できます。 各会派の意見 ■自由民主党福岡市議団、公明党福岡市議団、福岡市民クラブ、福岡令和会、自民党新福岡  決算関係議案24件全てに賛成 ■日本共産党福岡市議団  一般会計、特別会計10件(後期高齢者医療など)、公営企業会計7件(モーターボート競走事業など)の議案に反対 ■緑と市民ネットワークの会  一般会計、特別会計11件(後期高齢者医療など)、公営企業会計6件(モーターボート競走事業など)の議案に反対 主な意見・要望 決算特別委員会委員長から議会に報告された主な意見・要望は次の通りです。 ●本市の人口増の影響  中長期的な政策の立案において、子育て世代の動向や単独世帯の増加など、本市特有の変化を反映すべき。 ●G20福岡財務大臣・中央銀行総裁会議  今回の経験を生かし都市機能をさらに高め、次のステージへ進めていくべき。 ●在住外国人  技能実習生や留学生などの実態を把握して支援を行うとともに、共生社会を実現する条例などを作るべき。 ●障がい者雇用の充実、改善  正規職員の採用試験における知的および精神障がい者への受験資格の拡大などに全庁で取り組まれたい。 ●自律的な行政運営  社会環境の変化とともに、施策や事業の行政関与の必要性などの見直しが必要であり、改革促進に取り組まれたい。 ●財政運営の偏り  市民生活に関わる分野の歳出が少なすぎる現状を改め、市民の命と暮らしを守る施策を最優先に進めていくべき。 ●再犯防止の推進  犯罪や非行をした人の中には、さまざまな困難等を抱えている人も多く、より細やかな再犯防止推進計画を策定すべき。 ●繁華街における悪質な客引き  都市のイメージ低下につながる迷惑行為であるため、規制する条例を早期に制定すべき。 ●交通安全対策  運転免許証の自主返納者への効果的な支援、自動車の急発進防止装置の設置費用等の助成などにより、さらに推進されたい。 ●災害に強いまちづくり  避難場所を増やし、避難情報を一人一人に確実にきめ細かく伝える仕組みを早急に整え、情報提供の充実を図るべき。 ●災害に強いまちづくり  ハザードマップの地域での活用も必要であり、また、原子力災害対策として安定ヨウ素剤の備蓄も進められたい。 ●世界水泳  今後の収支の見込みが分からないような大会の開催は返上し、市民スポーツの環境整備にこそ税金を投入すべき。 ●不妊・不育治療  若い世代に対しては適齢期があることを知ってもらうことが重要であり、パンフレットを作成して啓発を推進されたい。 ●学校規模適正化  小規模校は統合も含めた検討を行うべき、また、校区調整を行った学校が再び過大規模校となっているため、分離も含めて協議を進めるべき。 ●子どもの人権相談体制の充実  相談体制の構築に当たっては、誰もが手軽に利用できる「子どもの人権SOSミニレター」の周知、定着を図るべき。 ●観光施策  博多旧市街まるごとミュージアムなどを本市全体でのアートイベントとして発展、継続させ、来訪者に感動を与えられたい。 ●林業  森林の多面的機能を発揮させるために活性化が重要であり、荒廃森林整備など林業施策にもっと目を向けられたい。 ●林業  課題解決に向け国の森林環境譲与税を有効活用し、森林保全を早急に進められたい。 ●生活保護  人権侵害である面接室の監視カメラを撤去して、保護受給者、相談者に寄り添うように改めるべき。 ●ひきこもり状態にある人たちへの支援  中学校と高校の連携等に努めるとともに、よかよかルームに40歳以上の人を対象とする相談窓口を設け、支援の充実を図るべき。 ●断らない相談支援  「つなぐシート」を全庁で導入し、関係機関との連携を図るなど、縦割りを超えた総合的かつ伴走型の支援体制を構築されたい。 ●ウォーターフロント地区の交通アクセス強化  地下鉄については、具体的な延伸区間に基づいた建設費や、採算がとれる利用者数などを試算されたい。 ●コミュニティパーク事業  実のある取り組みに発展するように、住宅都市局だけで推進するのではなく関係局との連携に努められたい。 ●ため池の活用  周辺の遊歩道等を公園として位置づけトイレを設置するなど、関係局が連携を図り、柔軟な発想で取り組まれたい。 ●下水道事業会計および水道事業会計  的確に現状を把握し、将来にわたり安定的に事業が継続できるように、しっかりとした経営戦略を立てるべき。 ●水道行政  引き続き安定した経営を維持するために、収入の確保と計画的な施設の維持管理を行うべき。 ●増収への取り組み  地下鉄駅構内空きスペースの有効活用による営業収入増とにぎわいづくりの実現に積極的に取り組むべき。 政治倫理審査会で議員の資産等報告書を審査  議員の資産等について審査する福岡市政治倫理審査会が8月28日に開催されました。  改選後の議員62人から提出された資産等報告書(令和元年5月2日現在所有する資産等)について、記載事項に疑義がないかなどが審査された結果、「特に指摘すべき事項はない」との審査報告がなされました。 問い合わせ先 議会事務局調査法制課(市役所議会棟8階) 電話711-4749 FAX733-5869 社会科特別授業  市議会では、児童の政治や議員の仕事に対する関心を高めるため、児童に実際の議場を使って議員の仕事を体験してもらう社会科特別授業を実施しています。  本年度は5回開催し、南区曰佐小学校、博多区月隈小学校、中央区春吉小学校、博多区那珂南小学校および南区柏原小学校の6年生が参加しました。  市長役の議員から提案された「朝食を学校給食にすること」などのテーマについて、児童が自ら考えた質問を行い、その後、グループに分かれ、委員長役の議員の進行でさらに詳しく賛成、反対の意見を出し合いました。それから、再度議場に集まり各グループの代表児童がグループ討議の結果を発表し、最後に採決を行いました。 姉妹都市・友好都市との交流 福岡市議会広州市友好訪問団の派遣  友好都市である中華人民共和国・広州市の議会にあたる広州市人民代表大会常務委員会に、11月26日から29日までの間、福岡市議会広州市友好訪問団(団長:阿部真之助(あべ しんのすけ)議長)を派遣しました。期間中、「気候変動への適応策について」をテーマにした交流協議を行うとともに、防災減災工事中の珠江(じゅこう)堤防の視察などを行いました。 福岡市議会イポー市友好訪問団の派遣  姉妹都市締結30周年を迎えたマレーシア・イポー市に、12月3日から7日までの間、福岡市議会として初めて友好訪問団(団長:楠正信(くすき まさのぶ)副議長)を派遣しました。期間中、イポー市議会やペラ州議会との交流とともに、ペラ州首相への表敬訪問や、記念行事への参加などを行いました。 元議員、上野忠之(うえの ただゆき)氏(74歳)が1月14日に逝去されました。謹んでご冥福をお祈りいたします 議会改革調査特別委員会の設置  特別委員会は、特定の問題を審査または調査するために必要に応じて設置される委員会です。12月18日の本会議で議会改革調査特別委員会(定数14人)が設置されました。付託事項および委員は次の通りです。 付託事項  ○議会基本条例に関する調査  ○議会改革に関する調査 委員 委員長 今林 ひであき(いまはやし ひであき) 副委員長 松野 隆(まつの たかし) 委員 川上 陽平(かわかみ ようへい) 津田 信太郎(つだ しんたろう) 大森 一馬(おおもり かずま) 古川 清文(ふるかわ きよふみ) 篠原 達也(しのはら たつや) 藤野 哲司(ふじの てつし) 天野 こう(あまの こう) 山口 湧人(やまぐち ゆうと) 綿貫 英彦(わたぬき ひでひこ) 森 あやこ(もり あやこ) 田中 たかし(たなか たかし) 落石 俊則(おちいし としのり) ※委員名は議席番号順に掲載 ふくおか市議会だより次号は、5月1日発行予定です。 社会科特別授業を実施 市議会ホームページから会議日程や議案、会議結果、議会中継(ライブ・録画)などがご覧いただけます。 次の議会(定例会)は2月17日開会予定です。日程は市役所・区役所・出張所・地下鉄駅構内のポスター、市議会ホームページやTwitterに掲載します。